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カウンティ級重巡洋艦 (County class heavy cruiser) はイギリス海軍の重巡洋艦の艦級。両大戦の間に建造され、イギリス海軍とオーストラリア海軍で運用された。本級はイギリス海軍における最初の条約型巡洋艦で、1922年のワシントン海軍軍縮条約の制限範囲内で設計された。 艦級の名称は、イギリス各地のカウンティの名称を艦名に採用していることに由来する。 なお、15隻が建造された本級は、ケント級、ロンドン級、ノーフォーク級の3つのサブクラスに分類される。 ==兵装== === 主砲 === 主砲は新設計の「Mark VIII 20.3cm(50口径)砲」である。特徴としてはその性能は同世代の連合側では極めて軽い116.1kgの砲弾を仰角45度で28,030mという射程を得ている。俯仰能力は仰角70度、俯角3度である。旋回角度は単体首尾線方向を0度として左右150度の旋回角度を持つ。発射速度は毎分6発であるが実用速度は3発程度であった。仰角70度というのはこの時期の重巡洋艦として破格の大仰角であるが、これは20.3cm砲を対飛行船用の対空砲として利用するための設計である。そのため、専用の対空射撃用の揚弾筒を持ち、俯仰速度も毎秒10度と高角砲並みのハイピッチで設計されていた。しかし戦場の空から飛行船が消え、高速の飛行機が台頭するようになると20.3cm砲での対空砲撃は非常に困難なものになった。 さらに、俯仰速度が速すぎて正確な操作が出来ず、無理な構造が祟って1929年まで故障が続発した。その為、後期グループの「ノーフォーク級」では俯仰速度を毎秒4度、最大仰角は50度にまで下げて対空射撃用の揚弾筒は設置しないものに改設計した。なお、「カナリアス級」ではこの改設計後の砲塔を装備している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カウンティ級重巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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