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カキノミタケ
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カキノミタケ
カキノミタケ(柿之実茸、''Penicilliopsis clavariiformis'' Solms-Laubach)は、ユーロチウム目マユハキタケ科カキノミタケ属に属する子嚢菌類のキノコの一種である。 == 形態 ==
=== 無性世代(アナモルフ)=== 子実体は分生子束の形態をとり、肉眼的には高さ1-5㎝程度の円錐状をなす。最も太い部分の径2-4㎜程度で、しばしば荒く分岐して鹿角状を呈し、表面はざらつき、初めはくすんだ黄色であるが成熟すると帯緑黄色からオリーブ灰色となり、無数の分生子を形成して粉状をなすに至る。 分生子束の主幹は、淡黄色で比較的太い無性菌糸の束からなり、その表面に分生子柄が密生する。分生子柄は長さ400μm程度、ときに短い枝を生じて二叉または三叉分岐し、菌糸は無色または淡黄褐色、少数の隔壁を有し、先端は僅かに膨らんで4-6本のメトレを形成する。メトレは比較的短く、僅かに樽状に膨らみ、その頂端に4-8本ずつフィアライドを着ける。フィアライドは上方に向かって細まったアンプル状をなし、先端から次々と分生子を押し出し、もつれ合った数珠状の分生子の連鎖を作る。分生子は楕円形から卵形または西洋ナシ形、厚壁で表面はほとんど平滑、かすかに黄色みを帯び、油滴などを含まない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カキノミタケ」の詳細全文を読む
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