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カキバカンコノキ
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カキバカンコノキ
カキバカンコノキ ''Glochidion zeylanicum'' (Gaertn.) はコミカンソウ科(トウダイグサ科)の樹木。丸っこい大きな葉を羽状複葉っぽくつける。 == 特徴 == 常緑の小高木で、高さは2-10mに達する〔以下、主として佐竹他(1981),p.264-265〕。分枝が多く、枝は太くて無毛。葉は小枝につき、互生で二列生に生じ、羽状複葉の葉のようにも見える。葉は長さ7-18cm、幅4-6cm、葉質はやや硬く、卵状長楕円形で先端は鋭く尖るか丸く、基部は左右不対称で垂直な縁で葉柄に続くか丸く、縁は滑らかで側脈は6-7対。また、両面共に無毛。葉柄は長さ約5mm〔初島(1975),p.372〕。 花期は5月。雌雄同株で、葉腋から長さ6-8mmの短枝を出し、ここに6-10個の花を集散花序の形で着ける。ただし、この短枝の基部側半分ほどが枝に合着しており、花序は葉腋より少し上から出る形になる。雄花は7-10mmほどの枝先に生じ、萼片は二列各3枚が開出し、その中に5-5本の雄蘂がある。雌花は5mmほどの柄の先にあり、萼片は幅広くて直立し、子房は5室。蒴果は潰れた球形で径7-9mm。熟すると5個に分かれ、それぞれ二裂して中にある2個の種子を晒す。種子は褐色で卵球形、長さ3mm。果皮が落ちた後も種子は中軸について残る〔北村・村田(1971),p.341〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カキバカンコノキ」の詳細全文を読む
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