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カクマンダーは、1973年に第2次田中角栄内閣が小選挙区制導入を図った公職選挙法改正案のこと。 1973年4月10日、田中角栄内閣総理大臣は一票制の小選挙区比例代表並立制を提案した。以前より中選挙区制の欠点は指摘されているところであり、田中の提案は当を得た部分があった。 しかし、前年12月に第33回衆議院議員総選挙で自由民主党が微減となった直後での提案だったため、党利党略との反発を招く。また一票制の小選挙区比例代表並立制度であったため、選挙区での候補者への投票がそのまま比例区での政党票に配分にされるという自民党に有利な構図であったことから、さらに反発を招いた。 5月11日、社会党など野党がゲリマンダーとして審議拒否し、国会が空転した。田中首相は小選挙区制導入に執念を燃やし、内閣支持率が下がってでも成立を目指すが、5月16日、閣議で公職選挙法改正案の提出を断念した。 == 関連項目 == *小選挙区制 *小選挙区比例代表並立制 *ゲリマンダー *ハトマンダー *第2次田中角栄内閣 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カクマンダー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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