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『カゴツルベ』とは、日本の戯曲である。少年社中の毛利亘宏が歌舞伎の演目の「籠釣瓶花街酔醒」(カゴツルベサトノエイザメ)を原案とした作品である。 == あらすじ == 生まれたときから顔に大きなアザがある次郎左衛門は、ある日吉原に連れて行かれる。 自分のアザを見たものは、皆声をあげて逃げてしまったのに、八ツ橋だけは、次郎左衛門のアザが好きだと言った。生まれて初めて自分のアザが好きだと言われたので次郎左衛門は八ツ橋に一目惚れしてしまう。 そんな次郎左衛門を利用して、八ツ橋に金に金をつぎ込めませた。 次郎左衛門は次第に八ツ橋に利用されていることに気付くも、身請けをしてしまう。 そんな時、幼い時に一緒に捨てられた妖刀カゴツルベの化身が現れ、「八ツ橋を斬るのか?」と迫ってくる。 抑えられない気持ちが出てきた次郎左衛門は刀を持ち、人々を皆斬っていく。 そしてついに八ツ橋のもとへ。 「さぁ、お斬りなさりまし」と言い放つ八ツ橋に力強く刀を振り下ろす次郎左衛門。 そして、次郎左衛門は、駆けつけた治六に「この刀で私を斬ってくれ…」と頼む。 泣きながら刀を振る治六。雪が降りしきるステージが真っ赤なライトに染められ、中央に横たわる次郎左衛門の命のように静かに幕が下りた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カゴツルベ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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