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カザノワシ
カザノワシ(風野鷲、学名:''Ictinaetus malayensis'')はタカ科に属する猛禽類の一種である。この種のみでカザノワシ属を構成する。熱帯アジアの丘陵地域の森林の上を飛行し、哺乳類や鳥類を狩る。巣の周りをよく飛び回っている。低速飛行、暗色の羽毛と対照的な黄色い蝋膜(ろうまく; 上嘴の基部を覆う膜)や黄色い足が特徴。また広がった長い風切羽による特徴的なシルエットから、他のワシ類と識別することができる。 ==分布== カザノワシは熱帯アジアに生息する。亜種''perniger'' (, 1836)(Indian Black Eagle)はヒマラヤ山脈西側ふもとに見られ、ネパールからインド北部やパキスタンのMurree北東部までに分布、加えて東西ガーツ山脈の森林地帯とスリランカにも分布する。さらに、この亜種の生息地はインド北西部ラージャスターン州のアラバリ山地にも及んでいる。。亜種''malayensis'' (Temminck, 1822) は中国南部(雲南省、福建省)や台湾、ビルマからマレー半島にかけて見られる。通常は棲み家を定め、渡りは観察されない。 南インドで行われた研究において、カザノワシは密度の高い森林を好み、被覆率50%以下のまばらな森林には生息しないということが分かった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カザノワシ」の詳細全文を読む
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