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カザフスタンワイン : ウィキペディア日本語版
カザフスタンワイン

カザフスタンワインとは、カザフスタンで生産されているワインを指す。カザフスタンのワイン産業の始まりは7世紀、ブドウが隣国のウズベキスタン中国から持ち込まれた時期に遡る。カザフスタン国内でブドウ栽培に適した土地は国内面積の約4%にも関わらず、カザフスタンでは国内13,000haの農場から年間620万ガロン(2360万リットル)を超えるワインが生産されている〔J. Robinson (ed) ''"The Oxford Companion to Wine"'' Third Edition pg 380-381 Oxford University Press 2006 ISBN 0-19-860990-6〕。ミネラルが豊富であることが強調され、カザフスタンはワインの消費量の多い国であるが、消費されるワインの80%は輸入品である〔。
==歴史==

カザフスタンで最も古いブドウ栽培の痕跡は紀元7世紀頃のシムケント及び、カザフスタンとキルギスの国境に近いアルマトイ州天山山脈山麓で見られる。ブドウは中国の新疆ウイグル自治区ウズベキスタンフェルガナ州サマルカンド州からの交易によりカザフスタン国内に持ち込まれたと考えられている。カザフスタンの歴史のほぼすべてを通して、商業的なワイン造りは小規模にとどまってきた。20世紀前半には、アルマトイ、シムケント、タラスの国営ワイン農場が最大の製造企業であった。ソ連崩壊後、カザフスタンワインの主要パートナーとなってきたロシアの支援を経て、カザフスタンのワイン産業には再生の機運が見られる〔。
一般に安価なテーブルワインの製造に重きが置かれているものの、国際連合はカザフスタンの大陸性気候を活かし、価値の高いアイスワインの製造が可能であると考察している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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