|
カジミェシュ・クッツ (Kazimierz Kutz, 1929年2月16日 - ) は、ポーランドの映画監督、政治家。 == 来歴 == 1929年2月16日、シロンスク県カトヴィツェで生まれた。第二次世界大戦後、ムィスウォヴィツェのギムナジウムを卒業。1949年にはウッチ映画大学に入学。1953年に初の短編『''Słowo honoru''』を製作し、翌1954年に同校を卒業した。その後、アンジェイ・ワイダやイェジー・カヴァレロヴィチの元で助監督を務めた。 1959年、初の長編『''Krzyż walecznych''』を発表。翌1960年の実験映画『沈黙の声』は上映禁止処分を受け、長年に渡って国内外で上映されることはほとんどなかったが、現在ではポーランド派を代表する作品の一つと評価されている。翌1961年の群像劇『列車の中の人々』はロカルノ国際映画祭で銀帆賞を受賞した。1963年の『沈黙』は第24回ヴェネツィア国際映画祭に出品された。 1970年、故郷シロンスクを舞台にした『''Sól ziemi czarnej''』を発表。1972年の『''Perła w koronie''』は第25回カンヌ国際映画祭に出品され、ミラン国際映画祭で作品賞を受賞した。1980年の『''Paciorki jednego różańca''』はカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。これら3作品は故郷を舞台にした「シロンスク三部作」として知られる。 1972年には映画製作会社シロンスクを設立した。1981年からはテレビ映画も手がけるようになった。また、同年には連帯運動に対して敷かれた戒厳令によって、一時当局に拘束された。1997年から2007年までは上院議員として活動した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カジミェシュ・クッツ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|