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カスティヨンの戦い : ミニ英和和英辞書
カスティヨンの戦い[ふらんす]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

カスティヨンの戦い : ウィキペディア日本語版
カスティヨンの戦い[ふらんす]

カスティヨンの戦い(フランス語:Bataille de Castillon, 英語:Battle of Castillon)は、百年戦争中の1453年7月17日に、フランス王国ブルターニュ公国イングランド王国の間で行われた最後の戦いである。この戦いは、ヨーロッパ史において大砲が戦争の決着をつけた主要な要因となった初めての戦いであると言われている。
== 経過 ==

=== ボルドーを巡る争奪 ===
1450年4月15日フォルミニーの戦いを勝ち抜いたフランス軍は勢いを駆って8月に北のノルマンディーを完全に占領し、残るイングランド領は南西部のギュイエンヌ(現在のアキテーヌ=リムーザン=ポワトゥー=シャラント地域圏)だけとなっていた。
フランス軍は9月にギュイエンヌへ南下しベルジュラックを奪い、翌1451年5月にデュノワ伯ジャン・ド・デュノワジャン・ビューローが率いるフランス軍がギュイエンヌの中心都市ボルドーを包囲、交渉の末に6月に占領すると、8月20日に南のバイヨンヌも占拠して百年戦争も終結を迎えたように思われた。しかし、イングランド王家によって300年も統治されてきたボルドーの市民たちは、自分たちのことをイングランド人だと思っており、イングランド国王ヘンリー6世にこの地方を再び取り返すことを要望する使節を送った。
1452年10月17日シュルーズベリー伯ジョン・タルボットは、ボルドー付近に3000人の武装兵および射手と共に上陸した。フランスの守備隊はボルドーの市民たちによって追い出され、彼らは大喜びでイングランド人たちのために市の門を開けた。アキテーヌ南部のガスコーニュ地方の多くの町が、ボルドーの例に倣って、イングランド人たちを受け入れた。ノルマンディーとブルターニュにもイングランド艦隊が迫り、ノルマンディーを占領統治していたアルテュール・ド・リッシュモン大元帥と甥のブルターニュ公ピエール2世が迎撃して上陸を防いだが、これらは陽動で時間稼ぎをしている間にボルドーのイングランド軍は増援を得て強化された。
冬の間、フランス国王シャルル7世は自分の兵隊を集め、作戦行動を取るべき季節に備えた。1453年の春がやってくると、シャルル7世はボルドーに向けて、3つの軍隊にそれぞれ別の経路を取らせて送り出した。ロエアック元帥ことアンドレ・ド・ラヴァルとジャン・ビューローが率いる一軍はボルドー周辺地域を落とす作戦に出てボルドーから50kmほど東に離れたカスティヨンを包囲した。
シュルーズベリー伯はこの新たな問題に対応するために、新たに3000人の兵隊を本国から受け入れたが、その数はガスコーニュの境界まで何千人ものフランスの軍隊を押し返すには全く足りないものであった。フランス軍がカスティヨンを包囲下に置くと、シュルーズベリーは町の守備隊長の要求を受け入れた当初の作戦(野戦で国境まで押し返す)を放棄し、この町を解放することに取りかかった。
ラヴァル・ビューローらはシュルーズベリーを恐れ、自分の配下の7000人から10000人の兵士に陣地を塹壕と矢来で囲うように命令し、300台の大砲を矢来の隙間に並べた。数の上での優位を享受しているはずのフランス側にしては、恐ろしく防御的な編成であった。彼らはカスティヨンを囲む一切の努力をしていなかった〔エチュヴェリー、P290 - P293、ホール、P183 - P184、樋口、P173 - P175、佐藤、P158 - P159。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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