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カスパーゼ : ミニ英和和英辞書
カスパーゼ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

カスパーゼ : ウィキペディア日本語版
カスパーゼ[ちょうおん]
カスパーゼ(Caspase)とは、細胞アポトーシスを起こさせるシグナル伝達経路を構成する、一群のシステインプロテアーゼである。システインプロテアーゼは活性部位にシステイン残基をもつタンパク質分解酵素であり、カスパーゼは基質となるタンパク質アスパラギン酸残基の後ろを切断する。Caspaseという名はCysteine-ASPartic-acid-proteASEを略したものである。英語の発音は「カスペース」である〔ライフサイエンス辞書 〕。
カスパーゼは他のカスパーゼを切断し活性化するというカスケード(連鎖的増幅反応)の形で機能する。またある種のカスパーゼはサイトカインインターロイキン-1β)の活性化を通して免疫系の調節にも関与している。アポトーシスは正常な発生のほか、がんアルツハイマー病などの疾病にも関係があることから、1990年代半ばに見出されて以来、治療のターゲットにもなりうるものとして注目されている。
== 発見、機能 ==
カスパーゼがアポトーシスやプログラム細胞死に重要であることは、線虫 ''C.elegans'' の発生過程で起こる細胞死に''ced-3'' 遺伝子が必要であることを発見したロバート・ホロビッツらによって初めて確認された。ホロビッツらは1993年に、''ced-3'' 遺伝子にコードされるタンパク質が、哺乳類のインターロイキン-1-β転換酵素(ICE、現在はカスパーゼ-1とも呼ばれる)に似た性質をもつシステインプロテアーゼであることを見出した。続いて哺乳類や他の動物(ショウジョウバエなど)でも他の種類のカスパーゼが見つかった。同じ分子に別の研究者が別の名を付けることが多くなったため、この分野の研究者が1996年にカスパーゼの命名法を決定した。カスパーゼは発見順に番号が付けられ、最初に発見されたICEはカスパーゼ-1となった。しかし線虫でアポトーシスに関わる''ced-3'' 遺伝子に似ているのに、ICEの主機能はアポトーシスでなく炎症の誘導とされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カスパーゼ」の詳細全文を読む




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