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掠り 絣 飛白
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絣(かすり)は、織物の技法の一つで、絣糸(かすりいと)、すなわち前もって染め分けた糸を経糸(たていと)、緯糸(よこいと、ぬきいと)、またはその両方に使用して織り上げ、文様を表すものである。「絣」は日本および琉球の織物を指す用語であるが、これに類した織技は東南アジアをはじめ世界各地にみられ、マレー語で「縛る、括る」を意味する「イカット」(ikat)という語で呼ばれている。〔『染と織の鑑賞基礎知識』、pp.96, 102, 222〕 == 技法の概要 == 織物に文様を表すには、各種の色糸を用いて織り上げ、経糸または緯糸の浮き沈みによって図柄を表す方法(錦など)、織り上がった布に後染めする方法などがあるが、絣はあらかじめ斑に染めた糸を用いて織る技法である〔後染めで絣のような文様を表したものを染絣と称する場合もある。〕。糸で縛って防染するなどの方法であらかじめ染め分けた絣糸を経糸に使用するものを経絣(たてがすり)、絣糸を緯糸に用いたものを緯絣(よこがすり)、絣糸を経糸・緯糸の両方に使用したものを経緯絣(たてよこがすり)という。〔『染と織の鑑賞基礎知識』、pp.13, 222〕〔経糸とは長さを揃えて織機に張り渡す糸のことであり、緯糸とは経糸を上げ下げしてその隙間にくぐらせる糸のこと。〕 地合いは、日本では平織のものが多いが、綾織や繻子織の絣もある〔「綾」には複数の意味があるが、ここでは織物の三原組織としての綾織のこと。織物の三原組織とは平織、綾織、繻子織を指す。平織は経糸と緯糸が1本ずつ規則的に浮沈を繰り返す、もっとも基本的な織りの組織。綾織は糸の浮き沈みの間隔が長くなり、経糸と緯糸の交点が斜め方向に現れるもので、斜文織と同義。繻子織は綾織よりさらに浮沈の間隔が長くなったもので、経緯糸の交点はまばらに配置され、繊維の光沢が強く現れる。〕。素材的には木綿絣、麻絣、絹絣などがある〔『染と織の鑑賞基礎知識』、p.96〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「絣」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kasuri 」があります。 スポンサード リンク
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