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カタルーニャ語(カタルーニャご、 )はスペイン東部のカタルーニャ州に居住しているカタルーニャ人の言語。カタラン語ともいう。よく見られるカタロニア語という表記は地方名の英語名に由来する。インド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属する。 カタルーニャ地方のほか、バレンシア州、バレアレス諸島州、アラゴン州のカタルーニャ州との境界地域、南フランス・ルシヨン地方(北カタルーニャ)、イタリア・サルデーニャ州アルゲーロ市などに話者がいる。 アンドラ公国では公用語になっており、またスペインではガリシア語、バスク語と並んで地方公用語(カタルーニャ、バレンシア、バレアレス諸島各自治州)となっている。なお、バレンシア州は同地で話されているこの言語の地域変種の名称を「バレンシア語」と規定しており、このことは同州で話されているこの言語を、カタルーニャ語のバレンシア方言であるか、バレンシア語であるかと言う議論に発展した。また、 == 地理的分布 == カタルーニャ語はヨーロッパの4か国で話されている(移民は除く): * アンドラ固有の言語で、カタルーニャ語が話されている国のうち唯一国家の公用語とされている。43.8%の住民によって日常的に使われている。 * スペイン * カタルーニャ州の固有の言語で、カスティーリャ語、オクシタン語(アラン語)とともに公用語となっている。州内では様々な地理的変種(方言)が話されている。住民の47%が日常的に使用している。 * バレアレス諸島州の固有の言語で、カスティーリャ語とともに公用語となっている。州内で話される言語はカタルーニャ語の地理的変種であるバレアレス諸島方言である。住民の46%によって日常的に話されている。 * バレンシア州のかなりの地域の固有の言語で、カタルーニャ語の地理的変種(方言)が話されており、そこで話される言語はヴァレンシア語という公式名称でカスティーリャ語とともに公用語となっている。地域差があり、大きく分けて3つの下位変種が認められる。バレンシア州北部とカタルーニャ州南部で話されている言語はバレンシア遷移方言(Valencià de transició)と呼ばれる方言連続体となっている。この北部地域では40.1%の住民の日常使用言語となっている。また州全体では住民の25%が日常的に使用している。 * アラゴン州東部にあるラ・リテーラ(La Litera)、マタラーニャ(Matarraña)地域とラ・リバゴルサ(La Ribagorza)、バッホ・シンカ(Bajo Cinca)、バッホ・アラゴン(Bajo Aragón)の各地域の自治体の半分により構成される帯状地域(Franja de Aragón)では住民の70%およそ30,000人によって話されている。アラゴン州ではカタルーニャ語は公用語として認められていないが、1990年以来州の立法においての認知を勝ち取った。2009年12月17日アラゴン州議会はアラゴン語とともにカタルーニャ語を、アラゴン州の固有の言語として振興・発展させるための報告を承認した。 * ムルシア州では公用語ではないが、エル・カルチェ地域(El Carche)においてカタルーニャ語の地域変種つまりヴァレンシア語がおよそ500人の住民により話されている。 * フランス * 現在はフランス領となっている北カタルーニャ(Catalunya del Nord)のルサリョー(Rosselló、ルシヨン)とサルダーニャは1659年のピレネー条約まではMonarquía Hispánicaの一部分であった。カタルーニャ語は公用語ではなく、フランス語の圧力によって大きく後退しており、3.5%の住民によって日常的に使用されているにすぎない。 * イタリア * サルデーニャ島のラルゲー(L'Alguer)では住民の13.9%によって話されている。イタリア国家は1999年の「歴史的な言語的マイノリティの保護に関する規則」により公共行政、教育制度、そしてRAIによるラジオおよびテレビ放送を開始した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カタルーニャ語」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Catalan language 」があります。 スポンサード リンク
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