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カダケス : ウィキペディア日本語版
カダケス

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カダケス()は、スペインカタルーニャ州ジローナ県の自治体。アルト・アンプルダーに属する。クレウス岬半島近郊の湾に位置する。
==概要==
元々の地名は、カプ・デ・ケルス(Cap de Quers)またはカプ・ダケス(Cap d'Aques)で、岩の岬を意味していた。
伝統的にカダケスは漁業の村として知られており、16世紀以降は特に有名であった。19世紀に製塩工場で有名になったが現在は残っていない。過去にカダケス経済は観光に比重がなく、アンチョビ水揚げで成り立っていた。
カダケスの町が他から隔絶していたことに、芸術家や観光客が惹きつけられた。20世紀初頭から、観光客がアクセスの容易な各地から集まり始め、その結果、手つかずなままに漁村の風景が残された。1956年、低温の影響でオリーブ栽培が断念されたが、今日、オリーブの木立はクレウス岬自然公園内の環境で(自然公園は自治体の重要な部分を占める)持続可能な経済の一部として復興されている。木立は一帯に広がる山火事を防ぐ役割もする。
1905年以降、バルセロナフィゲーラスジローナなど近郊都市からの家族連れが毎年カダケスで休暇を過ごすようになった。
画家サルバドール・ダリは家族とともに過ごす夏の別荘をカダケスに所有し、その別荘には学生のフェデリコ・ガルシア・ロルカが訪問した。その後ダリは戦禍を避けニューヨークで暮らしたが1948年に帰国し、カダケスの入り江のひとつポルリガートに移り住んだ。その他にカダケスに魅せられた人々には、パブロ・ピカソジョアン・ミロモーリス・ボワトルマルセル・デュシャンらがいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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