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『カティンの森』(カティンのもり、)は、2007年(平成19年)製作・公開のポーランドの映画(:en:Cinema of Poland)である。第二次大戦下に実際に起きた「カティンの森事件」を題材とした映画である。R-15指定作品。 == 略歴・概要 == 自らの父親もまた同事件の犠牲者である映画監督アンジェイ・ワイダが、80歳のときに取り組んだ作品である〔カティンの森、allcinema ONLINE, 2010年4月11日閲覧。〕。原作は、脚本家でありルポルタージュ小説家でもあるアンジェイ・ムラルチクが執筆した『死後 カティン』(, 工藤幸雄・久山宏一訳『カティンの森』)である。構想に50年、製作に17年かかっている。 撮影は『戦場のピアニスト』等でも知られるポーランド出身の撮影監督パヴェウ・エデルマン、音楽はポーランド楽派の作曲家クシシュトフ・ペンデレツキが手がけた。ポーランドでは、2007年9月17日に首都ワルシャワでプレミア上映され、同年同月21日に劇場公開された〔''Katyń'', Internet Movie Database, 2010年4月11日閲覧。〕。 翌2008年(平成20年)、第58回ベルリン国際映画祭でコンペティション外上映された〔。 ワイダは、2010年(平成22年)4月7日、ロシアのウラジーミル・プーチン首相、ポーランドのドナルド・トゥスク首相が出席した「カティンの森事件」犠牲者追悼式典に参列した〔カチンの森事件:露、ポーランド両首脳が犠牲者追悼 、毎日新聞、2010年4月7日付、2010年4月11日閲覧。〕。同月10日に開催予定であったがポーランド空軍Tu-154墜落事故のため中止となった「カティンの森事件」追悼式典のための大統領機には、搭乗してはいなかった。 日本では、2009年(平成21年)10月20日に東京国際映画祭で上映されたのちに〔、アルバトロスが配給して同年12月5日に公開された〔。翌2010年5月7日には同社が発売元となり、DVDがリリースされた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カティンの森」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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