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カナケー : ウィキペディア日本語版
カナケー[ちょうおん]
カナケー()は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してカナケとも表記される。
アイオロスエナレテーの娘で、クレーテウスシーシュポスサルモーネウスアタマースデーイオーンマグネースペリエーレースアルキュオネーペイシディケーカリュケーペリメーデーと兄弟。
海神ポセイドーンとの間にホプレウス、ニーレウスエポーペウスアローエウストリオプスを生んだ。
後代の物語ではカナケーは兄弟のマカレウス近親相姦の恋に落ちたとされる。オウィディウスの『ヘーロイデース』やヒュギーヌスによると、カナケーとマカレウスとの間には子供が生まれたが、彼女の乳母が赤子を捨てようとしたとき、赤子が泣いたためにアイオロスに見つかり、赤子はに食わされ、カナケーはアイオロスが送ってきた剣で自殺し、マカレウスもまた自殺したという。
== 参考文献 ==

*アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
*ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年)
*高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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