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カナケー()は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してカナケとも表記される。 アイオロスとエナレテーの娘で、クレーテウス、シーシュポス、サルモーネウス、アタマース、デーイオーン、マグネース、ペリエーレース、アルキュオネー、ペイシディケー、カリュケー、ペリメーデーと兄弟。 海神ポセイドーンとの間にホプレウス、ニーレウス、エポーペウス、アローエウス、トリオプスを生んだ。 後代の物語ではカナケーは兄弟のマカレウスと近親相姦の恋に落ちたとされる。オウィディウスの『ヘーロイデース』やヒュギーヌスによると、カナケーとマカレウスとの間には子供が生まれたが、彼女の乳母が赤子を捨てようとしたとき、赤子が泣いたためにアイオロスに見つかり、赤子は犬に食わされ、カナケーはアイオロスが送ってきた剣で自殺し、マカレウスもまた自殺したという。 == 参考文献 == *アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年) *ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年) *高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、岩波書店(1960年) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カナケー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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