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カナダの医療(カナダのいりょう、)ではユニバーサルヘルスケアが実現されており、1984年Canada Health Act法によって定められカナダ保健省(Health Canada)が所管している。 医療制度は一般税収を原資とした公費負担医療であるが、政府が直接に医療サービスを提供することはなく、それは民間から提供される〔Public vs. private health care ''CBC'', December 1, 2006.〕。政府は連邦レベルでの医療の品質基準を定めるのみであり、政府は市民の個人健康情報を保持はせず、患者と医師における機密情報としての扱いとなる。 == 概要 == カナダの医療制度はMedicareシステムをベースにしており、シンプルな行政構造になっている。それぞれの医師はカナダ各州において個別に民間保険会社と契約を結んでおり、患者自身が窓口にて費用を支払ったり、償還手続きを行う必要はない。医療費における自己負担率は30%ほどである。広告などの競争行為は強く規制されており、財源がなるべく医療現場に配分されるような政策がなされている。 医療財政は、一般的には所得税を原資としている。しかしブリティッシュコロンビア州においては月額固定の保険料を原資としており(低所得者は減額・免除)、税収による財源は補助的なものにとどまる。基本的医療については給与控除は発生せず、自己負担額は非常に少ないか負担はない(Fair Pharmacareなどの補助的保険加入については給与控除となる)。 州の保健省が発行する保健カードを持っていれば、誰でも同一レベルの医療サービスを受けることができる。基本的医療プランは一種類だけであり、すべてこのプランでカバーされる(妊婦ケアや不妊治療を含む)。州によっては、歯科医療や眼科医療は公的保険でカバーされないが、民間企業の雇用者保険では対象となっていることが多い。州によっては入院時に個別病室を利用することができる私的補助プランもある。美容外科や特定の術式については基本的医療とみなされないため、一般的に保険対象とならないことが多く、民間保険や自己負担で受診することになる。保険加入は、失業・転職には影響されず、BC州では保険料未払いでも拒絶されることはない。保険加入期間に制限はなく、過去の健康状態で加入が排除されることはない。 薬価は公示価格であり、製薬メーカーと連邦政府の交渉によって決まる。処方薬の費用は、高齢者および貧困者については公費負担となり、また民間被用者保険に加入していればそちらから支払われる。 家庭医(いわゆる総合診療医、GP)は市民自身で選択する。もし患者が専門医の受診を希望したり、専門医受診が必要と判断された場合、GPは紹介状を作成する。予防医療や疾病の早期発見が重要視されており、政府により推奨されている。 カナダの医師数は、2012年には75,142人であり、平均年収は328,000カナダドルほどであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カナダの医療」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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