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カニ族[かにぞく]
カニ族(カニぞく)とは、横長の大型リュックサックを負った旅装、およびそのような出で立ちの者たちを指した日本での俗称であり、世界的にはバックパッカーと呼ばれる。 1960年代後半から1970年代末期にかけ、登山者や、長期の低予算旅行をする若者に多く見られた。 == 語源 == 1960年代当時、長期旅行や本格的登山に適する、大量に荷物の入る大きなリュックサックは、キスリング型リュックサックと呼ばれる横長のものしかなかった。これは幅が80cm程度あり、背負ったままでは列車の通路や出入り口は前向きに歩くことができず、カニのような横歩きを強いられたこと、またリュックサックを背負った後ろ姿がカニを思わせることから、この名が自然発生した。なお当初は「リュック族」と呼ばれていたが、1967年8月7日付けの朝日新聞で「カニ族」と紹介され、以後その呼称が定着した〔朝倉 P117〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カニ族」の詳細全文を読む
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