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カブトエビ(兜蝦、兜海老、Triopsidae)は、鰓脚綱葉脚亜綱背甲目カブトエビ科に属する甲殻類の総称。淡水性の原始的な小型甲殻類。名前にエビとついているがエビ類ではない。 == 特徴 == 日本国内では以下の3種が生息する。 * アメリカカブトエビ(Triops longicaudatus):関東以西 * ヨーロッパカブトエビ(Triops cancriformis):山形県、長野県〔篠川 貴司:長野県の水田で採集されたヨーロッパカブトエビ 日本甲殻類学会 会員連絡誌(9), 15-16, 2000-05-01〕 * アジアカブトエビ(Triops granarius):鳥取、関西地方 アジアカブトエビは在来種と考えられるが、残りの2種はいずれも移入種で、1916年、香川県でアメリカカブトエビが発見され〔、その後各地で発見されている。関東・中部地方以西に広く分布している。なお、アジアカブトエビも中国からの帰化動物という研究もある〔出典:片山寛之、高橋史樹(1890)カブトエビ-日本への侵入と生体。川合貞次等編「日本の淡水生物-侵入と攪乱の生態学」東海大学出版協会〕。 日本では6-7月、水田などに大量発生する。水田への注水後10時間程度で孵化が始まり6日程度継続して孵化する〔アジアカブトエビ(Triops granarius)休眠卵が孵化する時間と幼生の変態段階 大阪教育大学紀要 第III部門:自然科学・応用科学 51巻 1号 p.17 - 16〕、孵化から10日程度で産卵を行い 1 - 2ヶ月の短い一生を終えるが、成長速度と生存期間は水温で大きく変化する。水温が21の場合、アジアカブトエビは8日目、アメリカカブトエビは10日目、ヨーロッパカブトエビは16日目から産卵をする〔。水田の水抜きで水が枯れる頃には泥中に卵が残っている。他の地域では頻繁に干上がるような浅い水たまりや池に生息することが多く、乾燥に強い耐久卵を持ち、水田の様な環境に適応したものと考えられる。大きさは2 - 3cmで、頭部の形状はカブトガニに似ている。丸い背甲の裏面に多くの脚を持つ。いずれも鰭状の鰓脚で、歩行に適した足は持たない。雑食性で、泥中の動植物の遺体の破片や小型藻類、プランクトンを泥と共に捕食する。 細長い腹部とその先から鞭状に伸びた2本の尾は、ホウネンエビによく似ている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カブトエビ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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