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『カプリコン・1』(''Capricorn One'')は、1977年末に日本で公開されたアメリカ・イギリス合作映画。アメリカでは翌年公開。 == 概要 == アメリカによる有人火星探査宇宙船「カプリコン・1」を巡る物語。宇宙飛行が題材となっているため、SF映画にカテゴライズされていることが多いが、内容的には国家レベルでいわゆる“やらせ”を仕組むなど「政治ドラマ・サスペンスドラマ」の要素が強く、国家計画の威信や、それによって犠牲となる人々の様子を主として描いた作品となっている。 映画製作当時の現実世界の技術とほぼ変わらないロケット・宇宙技術しか登場せず、全体として「空想科学」的要素が少ないため、SF映画とみなさない向きもあるが、21世紀を迎えた現在においてもいまだ実現していない有人火星探査を舞台装置に、そのミッションを虚実折り混ぜて描いている点に着目すれば、本作品も「サイエンス・フィクション」映画の範疇にあるといえよう。 当初はアメリカ航空宇宙局 (NASA) が協力的だったが、試写で内容を知ってから協力を拒否したことで有名な作品。NASAは製作協力を拒否したものの、劇中に登場する火星着陸宇宙船「カプリコン1号」の映像として、アポロ宇宙船を搭載した、発射台上のサターン5ロケットなどの記録映像が使用されている。 なお、日本公開時に劇場で販売されたパンフレットによると、この作品は、東宝東和創立50周年記念作品となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カプリコン・1」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Capricorn One 」があります。 スポンサード リンク
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