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カプロスクス (''Kaprosuchus'') は、マハジャンガスクス科に属する化石ワニ類の一種。ニジェールのEchkar層(白亜紀後期)から、ほぼ完全な頭骨のみが発見されている。学名はギリシャ語の ''kapros'' (イノシシ) と''souchos'' (ワニ) に由来する。これは、大きな犬歯状の歯を持つことに因んだものである。同じ地層からは同時に、ラガノスクス・アナトスクスなどのワニ類も発見されている。 記載者はこの属に、"BoarCroc"(イノシシワニ)というニックネームを付けている〔(November 19, 2009). New Ancient Crocodile Species Fossils Found 〕。 == 形態 == 下顎骨の長さは603 mmで、全長は6 m程度と推定される。上顎に2対、下顎に1対の犬歯状歯を持ち、特に下顎の犬歯は上顎のへこみに収まるようになっていた。犬歯は鋭く真っ直ぐで側扁し、水棲ワニ類が持つ湾曲した円錐状の歯とは全く異なっている〔。眼が側方に位置することも水棲ワニ類との相違点で、眼窩はわずかに前方を向き立体視が可能だったかもしれない〔。 鼻孔は上向きで、これは水棲ワニ類と同じである。吻は高さがあり、水棲ワニ類の縦扁した吻と比べてかなり頑丈だったと考えられる。また、頭骨の後方には、鱗状骨と頭頂骨から構成された後方を向く突起がある。この配置はマハジャンガスクスと似ている。左右の前上顎骨の前方には盛り上がった部分があり、ここには角質板が存在したと考えられる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カプロスクス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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