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カミナリ族 : ウィキペディア日本語版
カミナリ族[かみなりぞく]

カミナリ族(カミナリぞく)とは、公道オートバイで高速走行することを嗜好していた人達を指し、日本の昭和30年代から40年代頃を中心に用いられていた俗称である。マフラーの芯を抜くなどの改造を施すことから騒音が大きく、その音がに似ているとしてこの呼び名がついた。現在の暴走族の前身、特に違法競走型暴走族の行動様態のルーツとされる。
== 概要 ==
全国に数百のグループが存在したといわれる。公道で速さや運転技術を追求するための無謀な運転を行い、交通事故騒音問題を招き一時問題になった。
深夜の繁華街を猛スピードで走り回ることから、昭和40年ごろから「サーキット族」、「街道レーサー」と呼ばれるようになる。また、四輪車で走り回る者も出現するようになるとともに、オートバイは排気量の大きい750ccのものが憧れの的となり「ナナハン族」という呼び名も生まれる。この頃までは世間や警察の目も、「麻疹のようなもの」、「若者の文化」と寛容で、騒音以外はさほど大きな問題にはされなかった。また、当時はオートバイ自体が一般庶民にとっては高価格なものであったため、グループのメンバーには中産階級以上の家庭の子弟が多かった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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