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カムチャツカ時間(カムチャツカじかん、Kamchatka Time、Petropavlovsk-Kamchatsky Time - PETT)は、協定世界時 (UTC) を12時間進ませた標準時(UTC+12)。ロシア第11標準時とも呼ばれる。 なお、2011年に廃止された夏時間は協定世界時より13時間進み(UTC+13)、カムチャツカ夏時間(カムチャツカなつじかん、Kamchatka Summer Time、Petropavlovsk-Kamchatsky Summer Time - PETST)と呼ばれていた。 == 歴史 == 2010年3月28日のサマータイム開始と同時に同時間帯は廃止され、マガダン時間に統合された。これはドミトリー・メドベージェフ政権による国内時間帯の統合策(「時の改革」)によるもので〔同時にサマラ時間(通常はUTC+4時間、夏季はUTC+5時間)が廃止され、ロシア国内の時間帯は11から9へ削減された。〕、従来のカムチャツカ時間適用地域では時計が従来より1時間遅く進むようになった(通常はUTC+11時間、夏季はUTC+12時間)。また、2011年には従来の夏時間が通年で適用されるようになり、結果として旧カムチャツカ時間地域では2010年までの通常時間(「冬時間」)と同一になった。 この一連の政府の政策に対し、同地方の住民の間では「特に冬季は子どもの授業時間中に日没する」「夜が長くなり、電気代が増え、交通事故や犯罪が増加する」「日の出が早くなってゆっくり眠れない」などを理由に反発が起き、カムチャツカ地方の首府・ペトロパブロフスク・カムチャツキーではデモが発生して、ロシア国外でも報道された。〔NHK解説委員室ブログ 2011年2月28日付 「ロシア 進む"時の改革"」 〕 国民の不満を受けて2014年7月22日にウラジーミル・プーチン大統領が標準時を冬時間に戻す法案に署名したことにより、同年10月26日よりロシアの時間帯の変更が行われ、サマラ時間と共にカムチャツカ時間も復活した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カムチャツカ時間」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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