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カメネツ=ポドリスキー包囲戦 : ミニ英和和英辞書
カメネツ=ポドリスキー包囲戦[かめねつぽどりすきーほういせん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
包囲 : [ほうい]
  1. (n,vs) siege 2. encirclement 3. envelopment 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 

カメネツ=ポドリスキー包囲戦 : ウィキペディア日本語版
カメネツ=ポドリスキー包囲戦[かめねつぽどりすきーほういせん]

カメネツ=ポドリスキー包囲戦(別名、Hube's Pocket)とは、第二次世界大戦東部戦線において、ドイツ国防軍に対して赤軍が行った包囲戦のことである。プロスクーロフチェルノフツィー解放作戦(1944年3月4日4月17日)、ウーマニボトシャニ解放作戦(1944年3月5日~4月17日)を通して、ソビエト第1、第2ウクライナ方面軍集団ドニエストル川北方に展開していたドイツ第1装甲軍(司令官ハンス=ヴァレンティーン・フーベ)を包囲した。第1装甲軍は脱出に成功するも、車両重砲などの重装備の殆どを失った。
==攻勢開始==
1944年2月中旬、ドイツ第1装甲軍はウクライナ北西部の防衛にあたっていた。軍司令官はハンス=ヴァレンティーン・フーベ上級大将。3個装甲軍団、すなわち約20個装甲師団、もしくは装甲擲団兵師団より構成され、補助部隊を含めると総兵力200,000名以上、南方軍集団(司令官エーリッヒ・フォン・マンシュタイン)の中でも最も強力な部隊であった。しかしこの時期においては、コルスン包囲戦〔situation map, 1 March 1944, p332, Glantz〕で包囲されていたドイツ2個軍の救出活動を終了したところであり、特に第III装甲軍団は戦力を著しく消耗していた。
これと睨み合うソビエト赤軍第1ウクライナ方面軍集団を率いるゲオルギー・ジューコフ元帥は第1装甲軍の重要性を把握し、この部隊を撃滅することによって独軍戦線の南翼を崩壊させるべく攻撃作戦を立案した。ジューコフ直率の第1ウクライナ方面軍集団とイワン・コーネフ元帥率いる第2ウクライナ方面軍集団は南方軍集団の戦線の南北両端で同時攻勢を開始、2個航空軍を含む11個が第一装甲軍の側面を突いて包囲、スターリングラード攻防戦の再現を行い、ドイツ軍が全て降伏するまで包囲網を締め上げることとなった。
マンシュタインは全戦線に渡って大規模な部隊移動が行われていることを知ったが、ソ連軍は同時に大規模な欺瞞活動を行ったため、攻勢の正確な位置や日時は掴めなかった。また戦略的撤退をドイツ総統アドルフ・ヒトラーが禁じていたことにより、第1装甲軍をソ連軍の攻勢から救うために彼ができることはもはやほとんどなかった〔p334, Glantz〕。
3月初旬、ソビエト赤軍による攻撃はジューコフに直接指揮された第3ウクライナ方面軍集団(司令官ニコライ・ヴァトゥーチン)によって開始され、圧倒的な物量により、ドイツ第1装甲軍は北側の部隊をドニエストル川沿いに撤退させた。その後も赤軍は絶え間ない攻撃を仕掛けたが、、ドイツ軍は3月末までこの地点で戦線を保持した。1944年3月、ソ連軍は新たに部隊を交代させ、第1戦車軍、第3親衛戦車軍、第4戦車軍所属の5個戦車軍団がテルノーピリ東でドイツ第1装甲軍の戦線最北端を突破し、ズブルチ川セレト川の間を南へ進撃した。ソビエト赤軍はドニエストル川を渡り、ドイツ第1装甲軍を側面から包囲するために、チェルノフチへさらに進撃、一方で、ドイツ軍防衛線にできた突破口の両側面を固めるべく狙撃師団が続いた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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