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カメリアダイアモンド : ミニ英和和英辞書
カメリアダイアモンド[だいあ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ダイア : [だいあ]
 【名詞】 1. (1) dyer 2. (2) diagram (abbr) 3. (3) (railway) schedule 4. (4) diamond (abbr), (n) (1) dyer/(2) diagram (abbr)/(3) (railway) schedule/(4) diamond (abbr)

カメリアダイアモンド ( リダイレクト:三貴 ) : ウィキペディア日本語版
三貴[みき]

株式会社 三貴(みき)は、日本のファッション企業。宝石輸入・加工・販売会社。宝石販売店「ジュエリーマキ」や「じゅわいよ・くちゅーるマキ」などを運営する。主力製品は「カメリアダイヤモンド」である。かつては、宝石部門は国内最大手、アパレル部門は国内第6位の規模を持ち、特色あるTVコマーシャルでも広く知られていた。ファッション業界における「製造小売業」(SPA)の先駆けとなった企業である。
== 概要 ==
; 創業
: 早稲田大学大学院商学研究科の学生だった木村和巨1939年7月2日 - )が創業し、1965年4月に会社設立。当初は卸売事業からスタートしたが、後に小売事業の比重を増やし、高価な贅沢品であった宝石を大量加工し、安価な価格で販売。日本人の所得が伸びつつあった高度経済成長期真っ只中という時代背景もあり、高級・高額品であった宝石をファッション商品として大衆化させて、業績を伸ばした。
; 全国展開
: バブル期には、宝石店以外にも婦人服の小売店舗「ブティックJOY」、子供服の小売店舗「ファニィ」を全国展開。その数は1400余店に及び、中国タイに生産工場を、日本国内(埼玉県大宮市(現:さいたま市大宮区)・千葉県香取郡多古町)に大規模な物流センターを有し、資本金41億円、従業員数8,000名、売上高1,700億円にも及んだ。積極的なTVコマーシャルを展開し、レディースファッション業界のマンモス企業として知名度を上げた。当時、世界的なダイヤモンドシンジケートであるデ・ビアスが扱うダイヤモンドのうち、30%が同社に卸されていたという。
; メインバンクの破綻に伴う会社分割と清算(一度目の経営破綻)
: 急成長の翳りによる勇み足により、mikiメンバーズ会員は表示価格から9割引きという広告が公正競争阻害表示と認定され、1995年に公正取引委員会から排除命令を受けている〔不当景品類及び不当表示防止法第6条第1項の規定に基づき排除命令をした件(法庫閲覧) 〕。
: さらに1997年以降、メインバンクの北海道拓殖銀行の破綻、上場に向けた証券幹事会社である山一證券の廃業に加え、ワンマン経営の弊害や、従業員の労務問題や裁判等〔宝石チェーン三貴の「不当提訴」認定 東京地裁が判断 原本は2003年2月20日 朝日新聞記事より収集。〕〔憲法第32条で裁判を受ける権利を保障されているが、訴えを提起すること自体が不法行為を構成して損害賠償責任を負うこともあると解する裁判、昭和63・1・26(損害賠償請求事件、破棄自判(控訴棄却)。民集42巻1号1頁)があり、訴えの提起が訴権の濫用であるとして却下する事例もある(三谷忠之・民事訴訟法講義(東洋大学通信教育部)243頁以下、三谷忠之・民事訴訟法講義(成文堂)303頁以下参照)。〕も抱えて業績が急速に悪化し、同年4月に婦人服・子供服部門から撤退した。
: 多店舗展開によりバブル経済崩壊後に達した借入金は1664億円(1997年当時)までに達し、金融債務の一部が整理回収機構に引き継がれていたため、東京地方裁判所主導により2002年に債務整理(営業権を新会社(株)三貴に譲渡(旧会社は(株)エムアンドアールエステートに商号変更して特別清算)し、事業の再構築を行った上で大幅に規模を縮小して営業。また、2002年より宝石の売り上げ減をカバーするため、アンチ・エイジングの健康食品やスキンケア商品の販売も始めている。ただし、2015年2月に、同社が販売していた飲料水の効能表示に科学的な根拠がないとして消費者庁から処分を受けた。
; 一度目の民事再生法適用申請(二度目の経営破綻)
: さらにリストラを進め、本社ビル(池袋イースト)の返却、従業員の給料3割カットと自主退職の勧奨を行っていたが、2009年1月21日、東京地裁に民事再生法の適用申請を行い、負債総額約117億円を残して経営破綻した〔「銀座ジュエリーマキ」の三貴、破綻 47NEWS 2009年1月21日〕。なお、破綻前年の2008年8月期には約205億円の年間売上高があった。
: 破綻後も営業を継続したが売上高の減少は止まらず、2009年8月期には100億円を切り約80億円に落ち込んだ。2012年8月22日に民事再生法適用期間が結着したことに伴いCMも復活させて引き続き経営再建を行っていたが、2013年8月期の売上高は約45億円程度にまで落ち込んだ。
; 二度目の民事再生法適用申請(三度目の経営破綻)
: 2014年7月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請する。先立つ同年5月に18店舗を閉鎖するなど、急速に業容を縮小。結果、取引先への支払いにも支障をきたす事態となり、今回の措置となる。負債は約120億円〔三貴/2度目の民事再生法の適用を申請、負債120億円 流通ニュース 2014年7月31日閲覧。〕。なお、2014年8月期の売上高も約35億円にまで縮小したが、社長を交代させて営業を続けている。なお、2015年1月には、ロゼッタホールディングスのCEO飯田正己が三貴を買収し、社長に就任した。
; 最大級の宝石強盗被害
: 過去、日本で最大級の宝石強盗被害に遭ったことがある。1991年12月に銀座にオープンし、かつて同社のフラッグシップ店だった「ル・シュプール・ディアマン・クチュール・ド・マキ」に2004年3月5日、外国人風の2人組の男が客を装って店内に入り、催涙スプレーをかけて30億円相当のダイヤのネックレスなど計12点・総額35億円相当を奪って逃げた事件があり、当時マスコミから注目を浴びた〔銀座で35億円宝石強盗 47NEWS 2004年3月5日〕。
; 消費者庁からの指導
: 飲料水「プラチナビューティーウォーター」について、「がんの原因である活性酸素を除去する」などと記載し、実際のものよりも著しく優良であると示す新聞の折り込みチラシを2014年2月15日から4月23日にかけておよそ170万部配布。翌年2月景品表示法に違反するとして消費者庁が同社に対して措置命令を行った。〔三貴、「がん予防に」と飲料水販売…根拠示せず 読売新聞、2015年2月10日)〕2015年1月に刷新した経営陣は旧体制のこととはいえ、措置命令を真摯に受け止め社内のコンプライアンス強化を宣言している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「三貴」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Miki Corporation 」があります。




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