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カラマツ(落葉松、唐松、学名:)は、マツ科カラマツ属の落葉針葉樹。日本の固有種〔で、東北地方南部・関東地方・中部地方の亜高山帯から高山帯に分布し〔Farjon, A. (1990). ''Pinaceae. Drawings and Descriptions of the Genera''. Koeltz Scientific Books ISBN 3-87429-298-3.〕、天然林は少なく日当たりのよい乾燥した場所が生育に適する。 学名の種小名はエンゲルベルト・ケンペルへの献名である。 == 特徴 == 樹高20-40 mになる落葉針葉樹。日本の針葉樹の中で、カラマツはただ一つの落葉性の高木である〔岡本省吾「樹木」(保育社・エコロン自然シリーズ) ISBN 4-586-32112-1 ・6頁〕。幹の太さは1 mに達する。枝は長枝と短枝という二形性を示し〔、長枝は10-50 cmになる一方、短枝はひとつの芽のみからなり、1-2 mmの長さしか無い。葉は針形で、白い粉に覆われた薄い緑色であり、長さは2-5 cm。秋には葉は黄色く色づき、褐色の冬芽を残して落葉する〔。成木の樹皮は灰黒色から暗い赤褐色となり、表面は短冊状に剥がれる〔梅本浩史『樹皮ハンディ図鑑』(永岡書店, 2010年)p.257〕。 松かさは長さ2.0-3.5 cmで、中に30-50個の種子を生産する。松かさははじめ緑色であるが、受粉後4-6ヶ月が経過して十分に熟すと茶色に変化し、種子を散布する。通常、古くなった松かさは樹にそのままついており、鈍い灰黒色に変色している〔。下向きの雄花と紅紫色の雌花が同じ株の樹木で、花期は5月〔。基準標本は日本のもの〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カラマツ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Larix kaempferi 」があります。 スポンサード リンク
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