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カリコテリウム
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カリコテリウム
カリコテリウム(''Chalicotherium''…小石の獣、を意味する)は新生代中新世から鮮新世にかけてユーラシアの各地に棲息していた奇蹄目の動物。 全長2メートル、体高1.8メートルほど。体型はウマに似るが、蹄の代わりに鉤爪を持つのが特徴。通常はこの爪を保護するようにナックル・ウォーキングで歩いていたと推測されている。前脚が後脚に比べ極端に長く、そのため下半身へかけて背中が著しく傾斜するのも特徴。 長い腕と鉤爪を駆使し、木の葉を枝から手繰り寄せて食べていたと推測される。前脚の鉤爪は外敵に対する防御の役割も果たしたかも知れない。 住環境としていた温暖な森林の規模が縮小したことを切っ掛けに、更新世を最後に絶滅したと考えられている。なお、アフリカで目撃例がある未確認動物の「ナンディベア」はカリコテリウムの生き残りである、とする説もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カリコテリウム」の詳細全文を読む
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