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カリフォルニア級原子力ミサイル巡洋艦 ()は、アメリカ海軍のミサイル嚮導駆逐艦/原子力ミサイル巡洋艦。同型艦は2隻。 ==概要== 本級は、アメリカ海軍が初めて新規に設計した原子力推進のミサイル・フリゲート (DLGN: 嚮導駆逐艦)であり、1番艦はアメリカ海軍の原子力推進巡洋艦としては4番目に当たる。その兵器システムの中核として、新開発の艦隊防空システムであるターター-D・システムを初めて搭載しており、「原子力空母機動部隊の防空中枢艦」と期待された。 アメリカ海軍はこのとき、原子力推進のミサイルフリゲート (DLGN: 嚮導駆逐艦)として、「ベインブリッジ (DLGN-25)」、「トラクスタン (DLGN-35)」を運用していたが、これらは既存の嚮導ミサイルフリゲートを元にした改設計艦であり、運用面で若干の問題があった。また、これらが搭載するテリア/ターター・システムはアナログ式であり、海軍戦術情報システム(NTDS)との統合も不十分で、処理能力に問題があった。 アメリカ海軍は、これらの問題を解決した新戦闘システムとして、タイフォン・システムの開発を1958年より開始していたが、これは技術面・コスト面の問題を解決できず、1964年にキャンセルされた。このコンセプトを引き継いだASMS(後のイージス)計画は実現に時間を要することから、漸進的な性能向上を狙って、1965年より、初の統合武器システムとして開発開始されたのがターター-D・システムである。その初の搭載艦として建造されたのが本級であった。 しかし、システム統合の困難に直面して、ターター-D・システムの開発は遅延した。1973年、1番艦の艤装員長は、ターター・システムとNTDSとの統合に問題があることを報告した。1974年、当初計画より1年7か月の遅延ののち、艦は海軍に引き渡されたが、艤装員長は、なお「戦闘システム実用に不適」と評価しており、戦闘システム統合化試験を通過するに至るまで、さらに6ヶ月を要した。本級の配備に当たって経験されたこれらの困難は、続くバージニア級やスプルーアンス級駆逐艦におけるシステム統合、さらにはイージスシステムの開発において、貴重な教訓を提供した。 本級は、バージニア級、および先行する原子力推進の戦闘艦とともに、原子力空母の直衛艦として活躍することとなった。また、イージスシステムの実用化までの間、最有力の防空戦闘システムであるターター-D・システム搭載艦として、バージニア級、通常推進のキッド級ミサイル駆逐艦とともに艦隊防空の中枢艦となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カリフォルニア級原子力ミサイル巡洋艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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