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カリマタガヤ
カリマタガヤ ''Dimeria ornithopoda'' Trin. は、小型のイネ科植物。湿地に生え、細い穂を二本ほど出す。 == 特徴 == 小型の一年生草本〔主として長田(1993),p.716〕。茎は細くて下部で分枝し、次第に直立して高さ10-35cmになる。葉は扁平で長さ3-7cm、幅2-5mm、葉鞘から葉身にまばらに長い毛が生える。毛の基部は僅かに膨らむ。葉舌は白い膜状で高さ1-2mm 花序は立ち上がった茎の先端から出る総からなる。総は2本が普通だが1-7本の例もある。それらは茎のほぼ同じ所から掌状に出る。総はまっすぐで分枝せず、茎先端から斜めに立ち上がって、普通はV字になる。総は長さ3-8cm、その軸は扁平で、左右に小穂が互生する。 小穂は左右から扁平で総の軸の側面に張り付くように出るが、花後には開出する〔木場他(2011)p.134〕。称すの柄はとても短く、末端に短い毛が輪のように生えている。小穂は長さ2.7-3.8mm、左右から扁平となっている。包穎は小穂とほぼ同長で、折れ曲がって背が竜骨となっている。幅は第一包穎がより狭く、第二包穎では背面の竜骨上に狭いひれを生じる。その内側には二個の小花があるが、第一小花は膜質で透明、護穎を残して退化している。この護穎は他の穎の長さの約半分で、先端は房状に裂ける。第二小花は両性だが護穎のみを持ち、内穎はない。第二小花の護穎は膜質で、包穎より少しだけ短い。その先端は浅くくぼみ、その中央から細くて長い芒がでる。芒は長さ3-10mmあり、通常は小穂の外まで長く突き出る。 名前は先が二つに別れたやじりである雁股による。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カリマタガヤ」の詳細全文を読む
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