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カリヨンの戦い : ミニ英和和英辞書
カリヨンの戦い[かりよんのたたかい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

カリヨンの戦い : ウィキペディア日本語版
カリヨンの戦い[かりよんのたたかい]

カリヨンの戦い(仏 Bataille de Fort Carillon、英 Battle of Fort Carillon、または1758年のタイコンデロガの戦い)は、フレンチ・インディアン戦争中の戦闘である。
カリヨン砦(現在のタイコンデロガ砦)から約0.75マイル(1.2キロ)離れた高台で繰り広げられたこの戦いは、将軍ルイ=ジョゼフ・ド・モンカルムと、フランソワ=ガストン・ド・レビに率いられた4,000人のフランス軍が、ジェームズ・アバークロンビー率いる、数の上では圧倒的に優勢なイギリス軍に、正面から奇襲を仕掛けられた。また、イギリス軍は、塹壕で囲まれたフランス陣地を大砲を使わずに攻撃した。フレンチ・インディアン戦争の中でも、最も血なまぐさい戦闘であり、戦死傷者は両軍合わせて3,000人を超え、うち2,000人以上がイギリス兵だった〔Nester (2008), p. 7〕。
兵力で相手を上回りながら、この戦闘でイギリス側は手痛い敗北を喫した。アメリカ歴史家であるローレンス・ヘンリー・ギプソンは、アバークロンビーの作戦についてこのように記している。「アメリカ大陸で起こった軍事行動のうちで、これほど指揮官の側に判断ミスが多い戦闘はかつてなかった」〔Gipson, p. 232〕多くの軍事史の研究家が、カリヨンの戦いは、戦術面での軍事的無能の典型例として引き合いに出している〔。
==地理==

カリヨン砦の建設は1755年に始まった、ジョージ湖の戦いでフランスが負けた結果を踏まえてのものだった。ジョージ湖の北岸の岬に近い、シャンプラン湖に面した砦で、ラ・シュート川が南下する低い地点に位置していた。この地域にそびえているのは、ラ・シュート川の向こう、湖の向かい側のインディペンデンス山のそばにある「ガラガラヘビの丘」(マウント・デフィアンス)だった。この丘の大砲は、砦に砲撃があった場合も、敵を攻撃できる仕組みになっていた。ラ・シュート川は、船の航行が不可能なため、このカリヨンにある製材所から、ジョージ湖まで伸びる連水経路があった〔Battle of Carillon - French and Indian War Battle of Carillon 〕。
カリヨン砦からは、北のサン・フレデリック砦への道が延びていた。西には低く盛り上がった部分があり、その向こうにはホープ山があって、の指揮を執る場所となっていた。しかし、この場所からカリヨンに砲火を浴びせるには、距離が離れすぎていた〔Lonergan (1959), p. 26〕。カリヨン砦周辺で、最も深刻な地理的弱点は、デフィアンス山だった。戦闘当時はガラガラヘビの丘、1770年代にはシュガーブッシュとして知られたこの山は、カリヨン砦の南、ラ・シュート川の反対側にあった。この900フィート(1,448メートル)の丘は急勾配で、樹木が密集しており、砦に砲撃を加えるのにはカムフラージュたりえる場所だった〔Anderson (2005), p. 134〕。モンカルムの技監であるニコラ・サレブルス・ド・ポンルロワによれば、カリヨン砦の場所はこうだった。「もし私がこの砦の包囲を任されたら、必要なのは6台の臼砲と2台の大砲だけだろう」〔Anderson (2005), p. 135〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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