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calcium cyanamide ===========================
カルシウムシアナミド (calcium cyanamide) は化学式 CaCN2 で表される化合物である。白色石灰窒素(はくしょくせっかいちっそ)とも呼ばれる。石灰窒素の有効成分であり、肥料として用いられる。シアナミドのカルシウム塩である。 カルシウムカーバイドと窒素分子を2気圧で加熱することで得られる。 :CaC2 + N2 → CaCN2 + C この反応を促進する目的で蛍石 CaF2 を少量加えることがある。蛍石はこの場合触媒として作用するが、一般的な触媒と違い系内に残留しない。反応は以下のように進むと考えられている。 :CaC2 + N2 → CaC2・N2 (吸着化合物) → Ca(CN)2 → CaCN2 + C この反応は発熱的であるため、一度開始させれば完了するまで自発的に進む。 純粋なものは以下の高温固相-気相反応によって製造される。 :CaCO3 + 2NH3 → CaCN2 + 3H2O この反応は実験室規模では可能であるものの、工業的には行われていない。左側に進む逆反応を利用してかつてアンモニアを製造していた。 == 出典 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カルシウムシアナミド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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