翻訳と辞書
Words near each other
・ カルシウム活性化ATPアーゼ
・ カルシウム活性化中性たんぱく分解酵素
・ カルシウム溶解性試験
・ カルシウム硬度
・ カルシウム結合たんぱく
・ カルシウム結合タンパク
・ カルシウム結合タンパク質
・ カルシウム結合蛋白
・ カルシウム結合部位
・ カルシウム誘発(性)カルシウム放出
カルシウム誘発性カルシウム放出
・ カルシウム貯蔵
・ カルシウム逆説(パラドックス)
・ カルシウム過負荷
・ カルシウム電位
・ カルシウム電流
・ カルシウム非依存性
・ カルシウム黄
・ カルシジオール
・ カルシジオール-1-モノオキシゲナーゼ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

カルシウム誘発性カルシウム放出 : ミニ英和和英辞書
カルシウム誘発性カルシウム放出[かるしうむゆうはつせいかるしうむほうしゅつ]
Ca-induced Ca release
===========================
誘発 : [ゆうはつ]
  1. (n,vs) cause 2. induce 3. lead up to 
: [はつ]
  1. (n,suf) (1) departure 2. (2) beginning 3. (3) issued by (e.g., document) 4. (4) counter for gunshots 
放出 : [ほうしゅつ, はなてん]
  1. (n,vs) release 2. emit 
: [で]
  1. (n,n-suf) outflow 2. coming (going) out 3. graduate (of) 4. rising (of the sun or moon) 5. one's turn to appear on stage 
カルシウム誘発性カルシウム放出 : ウィキペディア日本語版
カルシウム誘発性カルシウム放出[かるしうむゆうはつせいかるしうむほうしゅつ]
カルシウム誘発性カルシウム放出(カルシウムゆうはつせいカルシウムほうしゅつ、:Calcium-induced calcium release、CICR)は1970年代に発表された、筋小胞体からのカルシウム放出機構である。
当初は骨格筋のみで起こるものだとされていたが、その後の研究で、それが実は心筋をも支配する機構であることが明らかになった。
筋細胞膜(サルコレンマ)は多くのイオンチャネルを持っている。そのうちの一つが電位依存性イオンチャネルであるDHPR(ジヒドロピリジン受容体)で、これはカルシウムイオン細胞質ゾルに流入させる働きをしている。
細胞内にある筋小胞体はカルシウムイオンを貯蔵している。筋小胞体上にはリアノジン受容体と呼ばれる、カルシウムイオンに対して感受性の高い受容体が存在し、このリアノジン受容体は筋小胞体が貯蔵しているカルシウムイオンを放出するカルシウム放出チャネルである。
この機構の目的は、ごく微量であっても大きな影響を及ぼすある割合のカルシウムイオンを筋の細胞質ゾルに放出することである。脱分極によってDHPRが活性化し、細胞外からカルシウムイオンが流入すると、そのカルシウムイオンは筋小胞体上のリアノジン受容体を活性化し、筋小胞体からカルシウムイオンを放出させる。カルシウムイオンは最終的にはアクチンフィラメント上にある付属タンパク質と結合し、筋収縮を促進する。
このように、カルシウムイオンは筋収縮の重要な要素なのである。
== 興奮収縮連関におけるCICR ==
この機構は興奮(筋細胞質の活動電位)と連関しており、心筋の収縮は細胞質のカルシウム濃度の上昇によるものである。カルシウムは調節タンパク質であるトロポニンと結合し、アクチンミオシンの間にクロスブリッジを形成する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カルシウム誘発性カルシウム放出」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.