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カルマー ( リダイレクト:カルマ (バンド) ) : ウィキペディア日本語版
カルマ (バンド)[ちょうおん]

カルマKalmah)は、フィンランドメロディックデスメタルバンドである。バンド名は、カルマーと表記されることもある〔2ndアルバム『They Will Return』、5thアルバム『For the Revolution』で使用。〕。バンドは、自身の音楽性をスワンプ・メタル (Swamp Metal)とも呼んでいる。
カルマ (Kalmah)としての活動は1998年からであるが、1991年の結成から1998年まではアンセスター (Ancestor)というバンドであった〔日本でリリースされたアルバムライナーノートでは、1999年にバンド名変更となっているが、公式サイトなどでは基本的に1998年に変更されたと書かれている。〕。
''Kalmah''は、カレリア語で、''to The Grave''を意味する言葉である〔http://metalreview.com/Interviews/30160/Antti-Kokko-of-Kalmah.aspx 〕。
== 略歴 ==
1991年に、フィンランドオウル州プダスヤルヴィで、ペッカ・コッコ (Vo, B)、ペトリ・サンカラ (Dr)によって、アンセスター (Ancestor)が結成される〔〔。1992年にアンシ・セッパネン (G)が加入し、同年に1stデモ『Ethereal Devotion』をリリース。同デモは、アンシ・セッパネンが中心で作曲を行った。このデモでは、スピードメタルスラッシュメタルを演奏していた。リリース後、アンシ・セッパネンが脱退〔。脱退後、元アンドロメダのアルッティ・フェテレイネン (B)が加入し、ペッカ・コッコがベースからギターに転向。1993年に2ndデモ『With No Strings Attached』をリリース〔。同デモでは、より純粋なスラッシュメタルに近い音楽性となった〔。ペッカ・コッコの兵役によって、アンセスターが活動を停止すると、ベーシストのアルッティ・フェテレイネンは、かつてアンドロメダで活動を共にしていたヤルモ・プオラカナホと共に、Moshington D.C.エターナル・ティアーズ・オヴ・ソロウの前身)を結成している〔。
ペッカ・コッコの兵役が終わると、アンセスターの活動が再開する。活動再開に際しては、アルッティ・フェテレイネンが復帰せず、新たにパシ・プハッカ (B)が加入。加えてペッカ・コッコの実弟、アンティ・コッコ (Lead G)が加入し4人体制となる〔。1997年に3rdデモ『Material World - God』をリリース〔。リリース後、パシ・プハッカが脱退し、サウリ・イリレフト (B)が加入〔。1998年に4thデモ『Tomorrow』をリリース。しかし、元ベーシストのアルッティ・フェテレイネンが復帰することになり、サウリ・イリレフトが脱退する〔。更に同年中に5thデモ『Under the Burbot's Nest』をリリース。しかし、レーベル契約の話は無く、1998年終わり頃、アンセスターは解散する〔。
アンセスター解散後、間を置くことなくカルマ (Kalmah)を結成〔。このときのメンバーは、アンセスター解散時のメンバー、ペッカ・コッコ(Vo,G)、アンティ・コッコ(Lead G)、ペトリ・サンカラ(Dr)、アルッティ・フェテレイネン(B)の4人に、アンティ=マッティ・タララ (Key)を加えた5人であった。またカルマ結成に当たって、活動の拠点をプダスヤルヴィからオウルへと移している。また、アンセスターでは、スラッシュメタル色の強い音楽性であったが、カルマではメロディックデスメタルへと音楽性を転換させている〔。1999年に、1stデモ『Svieri Obraza』を製作。これによって、スパインファーム・レコードの傘下のスパイクファーム・レコードと契約した。また、同年中にキーボーディストがパシ・ヒルトゥラ (Key)に交代している〔。
2000年に1stアルバム『Swamplord』をリリース。同年末にアルッティ・フェテレイネン、ペトリ・サンカラが脱退し、カタメニアで活動するティモ・レフティネン (B)と、ヤンネ・クスミン (Dr)が加入する〔。2002年に2ndアルバム『They Will Return』、翌2003年に3rdアルバム『Swampsong』をリリース。
2004年にパシ・ヒルトゥラが脱退。すぐには、メンバー補充ができず、サポートを立てることもなく、ライヴでは、ギターアンサンブルを強化して対応した〔。その後、同年中にポイズンブラックなどで活動するマルコ・スネック (Key)が加入〔。2006年に4thアルバム『The Black Waltz』をリリース〔。このアルバムより、ペッカ・コッコのデスヴォイスが今までのものよりも低音に変わった。
2008年に5thアルバム『For the Revolution』をリリース。日本では、レーベルをキングレコードからユニバーサルインターナショナルに移籍してリリースすることとなった。2010年に、6thアルバム『12 Gauge』をリリース。日本では、再びキングレコードからのリリースとなった。
2011年9月13日、公式Facebook上で、マルコ・スネックの脱退が発表された。翌2012年2月15日、後任としてOne Mourning Leftなどで活動するヴェリ=マッティ・カナネン (Key)の加入が発表された。ヴェリ=マッティ・カナネンは、マルコ・スネック脱退後のツアーにセッションとして参加しており、そのまま正式加入する運びとなった。2013年6月、7thアルバム『Seventh Swamphony』をリリース。
2016年3月に初のアジア・ツアーに際して初来日したが、リードギタリストのアンティ・コッコが個人的な都合により参加できず、元キウアスミッコ・サロヴァーラをライヴ・セッションに迎えてツアーを敢行した〔Hi all! People have been asking why I... - Kalmah (Official) | Facebook (2016年3月12日)2016年3月20日閲覧。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kalmah 」があります。




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