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カレリアン・ベア・ドッグ(英:Karelian Bear Dog)は、フィンランドのカレリア地方原産の犬種である。別名はカレリアン・ベアハウンド(英:Karelian Bearhound)、カリアラン・カルフコイラ(フィンランド語:Karjalankarhukoira)など。 ラッソ・ヨーロピアン・ライカは、これの兄弟種である。 == 歴史 == 古くからカレリア地方に根付いていた地犬で、原産地の多くの猟師に好まれ、沢山飼育されていた。もともとは毛色にかなりバリエーションがあったが、夜間や雪の中でもしっかりと見分けることができるようにするため、現在の白と黒の毛色に固定された。 主にその名の通り、熊を狩るのに使われていた。単独若しくは小規模な群れで猟を行い、主人について歩きながら獲物を探す。獲物を発見すると大きな声で吠え、主人に知らせてから獲物を走って追いかけ、噛み止めを行って獲物が逃げられないようにその場にとどめさせた。そこへ主人が駆けつけて猟銃で止めを刺し、狩猟が完了する。尚、原産地で熊が減少し始めてからは、その他にイノシシやエルクといった他の大型哺乳類の狩猟にも使われるようになった。 出身地が国境地帯であったため、1900年代になるとロシアとフィンランドで国境問題が起き、それに伴ってカレリアンをどちらの国に所属させるかについて論争が行われるようになった。両国はこの名犬種をめぐって深く対立し、終いには2国でひとつの犬種を分断所持するという結果になった。同年代、どちらの国のカレリアンも無計画な異種交配よって純血の犬が大幅に減少してしまったが、どちらも愛好家がスタンダード(犬種基準)を作って保護を行ったため、絶滅は免れた。その後、フィンランド側の犬はそのまま純血を保ってカレリアン・ベア・ドッグのまま保存され、ロシア側の犬は改良が加えられてラッソ・ヨーロピアン・ライカとして別犬種として発展していった。 1945年に正式なスタンダードが設定され、同年にFCIに公認犬種として登録された。フィンランド以外の北欧各国でも人気があり、実用犬としてだけでなく、ペットやショードッグとしても飼育が行われている。原産地では一般的な犬種のひとつで、今でも実猟犬として飼われている犬は多い。 日本にもかつて輸入されたことがあり、北海道でヒグマによる被害が深刻化した際に取り寄せられ、熊退治を行った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カレリアン・ベア・ドッグ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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