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カレン族(、、ビルマ語ではカイン)は、タイ北部・西部から、ミャンマー東部・南部にかけて居住する民族である。広義にはカレンニー(赤カレン)などのカレン系諸族すべてを含み、狭義にはスゴー・カレンとポー・カレンを中心とする白カレン・グループが主なカレン族と見なされる。伝統的には半農半狩猟である。 ミャンマーに暮らすカレン民族同盟(カレン州)のカレン民族解放軍及びカレンニー民族進歩党(カヤー州)のカレンニー軍が、軍事政権国家平和発展評議会及び民主カレン仏教徒軍に対して国境地域にあるコートレイ(en)解放区(コートレイ共和国, 1949年6月14日 - 1950年3月)の独立闘争を行っている。Wikipedia英語版の情報では、1960年代に日本のODAによってバルーチャウン第一水力発電所及びバルーチャウン第二水力発電所が作られたが、2000年代になって国軍がその周辺を拠点として常駐し、カレン族への極めて激しい民族浄化(殺人、強制労働、食糧・物資の略奪や強姦など)活動を行っており、衛星写真からも河川に近い小さな農村の消滅が確認されている。戦乱を避けてタイへ脱出したミャンマー難民のうちカレン族は10万人規模〔UNHCR(2010)〕である。現在、バルーチャウン川下流のサルウィン川にも大型水力ダムハッジーダム(Hat Gyi Dam, Dams in Burma)建設計画が出ており、さらに大規模な民族浄化に繋がる懸念が出ている。 == 特徴 == *民族信仰の精霊信仰(アニミズム・先祖)に加え、キリスト教(30%程度)や仏教も信仰する。 *未婚の女性は白いワンピースの民族衣装を着る。 *カレン系諸族は、カヤン族(パダウン族)のように過度な装飾をするグループがいる。 *葺屋根高床式住居に住む。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カレン族」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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