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カンアオイ属 : ウィキペディア日本語版
カンアオイ属[かんあおいぞく]

カンアオイ属(かんあおいぞく、寒葵属、学名:''Asarum''、:wild ginger)とは、ウマノスズクサ目ウマノスズクサ科に属するである。研究者によっては5つの属に細分化されることもあり、その場合は''Asarum''にはフタバアオイ属という和名が与えられ、カンアオイ属は''Heterotropa''とされる(#分類を参照)。「寒葵」は、に似ており、冬季でも枯れない常緑多年草であることからと名づけられたが、一部の種は冬に落葉する。
== 特徴 ==

=== 形態 ===
非常に背の低い多年草。は地表、あるいは浅く地中を横に這うが、伸びは非常に遅い。まれに匍匐枝を出す種もある。は太くて真っ直ぐなものを少数もつ。
は各茎に数枚だけつける。長い葉柄を持ち、葉はハート型か三角に近い形で、基部の両側は耳状に突出する。常緑性の種では葉は革質で厚く、多くは表面に雲状の白っぽい斑紋がでる。
は冬季に咲き、短い柄の先に一つずつ付き、地表か、やや土に埋もれて表面だけを地表に出す。花弁のように見えるが実は萼片(萼)であり、放射相称で、3枚の萼片が合着し、筒状やつぼ状、釣り鐘状などの形の萼筒を形成し、先端は三裂の萼裂片となる。またまれに花弁をつけるが、退化しておりごく小さい。雄蕊は3本または6本。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「カンアオイ属」の詳細全文を読む




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