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カントリー・キャプテン(Country Captain)とは、カレー味を付けた鶏肉に炊き上げた白米を添えて供するアメリカ合衆国南部でポピュラーな料理である。ニューヨークとフィラデルフィアを経てアメリカに紹介された料理であり、インドに起源を持つ。アメリカの軍人ジョージ・パットンの好物であったことに敬意を表して、アメリカ軍のレーションにも含まれている。 アメリカ、イギリスのテレビ番組では、ボビー・フレイ、アトゥール・コッチャー、サイラス・トディワラらの料理人がカントリー・キャプテンを調理した。トディワラはエリザベス2世の即位60周年を大々的に祝うの祝典で、この料理をエリザベス2世に供した。 == 特徴 == 炒めた鶏肉、タマネギ、カレー粉で作る口当たりのいいシチューが基本的なカントリー・キャプテンである。アーモンド、ゴールデン・レーズン、ザンテ・カラントが通常入れられるほか、トマト、ニンニク、ピーマンが入れられる場合も多い。料理は白米の上に乗せて供され〔、米を除いた食材は同じ鍋の中で調理される〔。料理人のMamrej Khanは、カントリー・キャプテンについてアングロ=インディアン料理から発展した多国籍料理の一つであると述べた〔。 アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトもカントリー・キャプテンのファンの一人であり、ルーズベルトの元を訪れたジョージ・パットンもこの料理の虜になった〔コリーン・テイラー・セン『カレーの歴史』(竹田円訳, 「食」の図書館, 原書房, 2013年8月)、75-77頁〕。パットンが愛した料理であるカントリー・キャプテンは、2000年に彼の名誉を称えてアメリカ軍のMRE(レーション)の品目に追加される。ポール・プルドーム、ポーラ・ディーンやエメリル・ラガッセなどの〔南部の様々な料理人はこの料理のレシピを持っている。また、BBC Oneの料理番組『サタデー・キッチン(Saturday Kitchen)』では、通常の鶏肉に白米を添えたカントリー・キャプテンがアトゥール・コッチャーによって作られた〔。 料理人のサイラス・トディワラが『サタデー・キッチン』の中で作ったカントリー・キャプテンはジャガイモの層の下で肉を焼きあげたもので、シェパーズパイにも似ている。2012年のエリザベス2世のダイヤモンド・ジュビリーのイベントの一環として、トディワラはハーロウのKirishna Avanti schoolでエリザベス2世とエディンバラ公フィリップのためにこの料理を作り上げた。この時の料理には、オークニー諸島の海藻を食べて成長するノース・ロナルドセー種の子羊が使われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カントリー・キャプテン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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