|
カンパリ(カンパーリ、Campari)とは、苦味のあるタイプのリキュールの銘柄の1つである。液色は赤く、アルコール度数は25度。エキス分は19%。イタリアで生産されている。イタリア語で「苦い」を意味する語が「アマロ(アマーロ、Amaro)」なので、アマロ系のリキュールなどと言われることもある。 == 概要 == イタリアのトリノでバーテンダーをしていたガスパーレ・カンパーリ(Gaspare Campari)が開発し、1860年、当時の流行に乗って「ビッテル・アルーソ・ドランディア」(Bitter All'uso d'Hollandia、オランダ風苦味酒)と名付けて売り出した。その後息子のダーヴィデ・カンパーリ(Davide Campari)が「カンパリ」と名前を変えた。現在の製造元はダヴィデ・カンパリ社。なお、カンパリ社は、ベルモットのチンザノ、ウォッカのスカイウォッカなどを傘下におさめる、酒造業界の一大グループとなっている。 カンパリの製法は明らかではないが、ビター・オレンジ、キャラウェイ、コリアンダー、リンドウの根など、60種類にのぼる材料が使われていると言われる。リキュールの中ではビター系リキュールに入る。 鮮やかな赤い色と苦味を特徴としており、通常何かで割って飲んだり、カクテルのベースとして使われたりすることが多いが、ストレートでも飲むことができる。イタリアでは白ワインと1:1で割って飲むことが多い。 着色料として長らくカルミン酸色素=コチニール(エンジムシから取れる染料)が使用されていたが、2007年10月以降は代替着色料として赤色2号、青色1号、黄色5号を使用したロットに切り替わったため、該当する食品添加物の摂取を避けている場合には注意が必要である。 その他、カンパリ社ではベリー類のリキュールである「コーディアル・カンパリ」という製品を出していた。色は無色透明であり「カンパリの白」とも言われたが、現在は販売を終了しており一般での入手は難しくなっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カンパリ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|