|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
カヴァデール・ペイジ(英語:Coverdale-Page)は、デイヴィッド・カヴァデールとジミー・ペイジによるプロジェクトであり、唯一発表されたアルバム。 当時のペイジとカヴァデールのアーティスト契約先のゲフィン・レコードのA&Rマン、ジョン・カロドナー(アトランティック時代にフォリナー、AC/DCなどを販売促進した)の提案によって持ちかけられたプロジェクトである。カヴァデールとペイジとは、ペイジとしてはポール・ロジャースと組んだザ・ファーム (The Firm)以来となる本格的なバンド活動となり、カヴァデールにとってはホワイトスネイクでも伺えたレッド・ツェッペリン色が映えた作品になった。 このアルバムが制作される以前、ペイジはロバート・プラントらとレッド・ツェッペリン再結成に向けて意欲的であったが、結局プラントの拒絶により頓挫。その後「デヴィッド・カヴァデールを起用してアルバム制作に突入」の報が入ると、双方のファンは色めき立った。片やペイジはレッド・ツェッペリンほどの巨大な成功や評価を得られない状態が続いており、片やカヴァデールはそのレッド・ツェッペリンと同時代に活躍したディープ・パープルの(3代目)ヴォーカリストであり、その後のホワイトスネイクでは「プラントの猿真似」と揶揄されるようなパフォーマンスが見受けられたため、この両名が伝説のバンドの業績を台無しにするのではないかという危惧を抱いたためである。その一方で、70年代No.1バンドのレッド・ツェッペリンを創り上げたペイジとホワイトスネイクでディープ・パープル時代以上の成功を収めた記憶も新しいカヴァデールとの合体ということで非常に期待されていたことも事実である。 ペイジはレッド・ツェッペリン解散後は同じ方法論を踏襲せずにいたがこのアルバムでそれを復活させた。全盛期を彷彿とさせるギタープレイと曲作りを見せ、精彩を取り戻してみせた。アルバムは発売直後には全米5位と健闘し、ミリオンセラーになるものの、その後、チャートから思ったより早く降下してしまう。大規模なワールドツアーを目論んでいたが、期待程の人気が得られなかったこともあり、日本ツアーのみが遂行された。やはりヴォーカルはプラントでレッド・ツェッペリンの再来をと望む声が高まり、ペイジはロバート・プラントとのプロジェクトであるペイジ・プラントの準備をツアー前から進め、日本ツアーを終えると同時にこのプロジェクトは解体。また、フリルの付いた白いブラウスを着用するなど、ホワイトスネークとはまた異なる華麗な印象を与えた。カヴァデールは、正式のライヴ・ビデオを撮ることができなかったとひどく悔やんでいる。 アルバムはツェッペリン以降のペイジのキャリアでは成功した作品であり、USのRIAAの記録で50万枚、日本で15万枚、UKで6万枚を売った。アルバムからは"Pride and Joy", "Shake My Tree", "Take Me for a Little While", "Take a Look at Yourself" そして "Over Now"がシングル・カットされた。 全世界ツアーへの動きとして、まず日本のマーケットに向けての結成のあらすじとして、この二人がジョン・ポール・ジョーンズやジェイソン・ボーナムとのプランを持ちかけたという話があるが、所在不明の話であり、実際には、アルバムにも参加したデニス・カーマッシ、Guy Pratt、Brett Tuggleらがサポート・メンバーによって日本公演のみが行われた。日本公演は追加公演も行われ盛況であった。プロジェクト解体後、ペイジはロバート・プラントとのアンプラクド・プロジェクト、カヴァデールは自身のホワイトスネイク再稼働へとそれぞれ活動の場を移した。 == アルバム収録曲 == # シェイク・マイ・ツリー - Shake My Tree # 永遠の女 - Waiting on You # ア・リトル・ホワイル - Take Me for a Little While # プライド・アンド・ジョイ - Pride and Joy # オーヴァー・ナウ - Over Now # ホットな気分 - Feeling Hot # イージー・ダズ・イット - Easy Does It # ルック・アット・ユアセルフ - Take a Look at Yourself # ジス・ウェイ - Don't Leave Me This Way # 赦罪のブルース - Absolution Blues # 死にゆく者への祈り - Whisper a Prayer for the Dying 全作詞・作曲: ジミー・ペイジ、デヴィッド・カヴァデール 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カヴァーデイル・ペイジ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|