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ガガンボモドキは、シリアゲムシ目ガガンボモドキ科 (Bittacidae) の昆虫の総称である。ガガンボに似たきゃしゃな虫ながら、肉食性である。日本では寒冷地にのみ見られるが、欧米ではより普通に見られる。前足でぶら下がって獲物を捕らえることから Hanging-fly の名を持つ。特に配偶行動の研究が行動生態学の発展に大いに寄与した。 == 特徴 == ガガンボモドキ科の昆虫は、外形はシリアゲムシとほぼ同じであるが、より足が長い昆虫である。頭部は細長くとがるが、シリアゲムシほどには長く伸びない。複眼は大きく発達している。触角は糸状だがこれもシリアゲムシほどには長くない。体は細長く、腹部も長いが、シリアゲムシのようにとがらない。また、雄でも尾部がサソリのようにはならない。附属肢はシリアゲムシよりはるかに長く、要するに、シリアゲムシの各パーツをガガンボのバランスに似せたような姿である。 ただ、この附属肢は非常に特殊なもので、他の昆虫にはあまり例がない。細くてきゃしゃな脚はそれを使って立ち歩くには向かず、休む時は前足で草の葉などにぶら下がる。この姿勢もガガンボなどに見られるものであるが、大きく異なるのは、この昆虫がこの姿勢から虫を捕まえることができることである。附属肢の先端には非常によく発達した鎌のような爪が一本あり、これは折り込むようになっていて、それによって獲物をしっかりと捕まえることができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガガンボモドキ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hangingfly 」があります。 スポンサード リンク
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