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ガナ・サンガ ( リダイレクト:ガナ・サンガ国 ) : ウィキペディア日本語版 | ガナ・サンガ国[-こく] ガナ・サンガ国(-こく、gana-sangha)とは、古代インドにおいて有力者の集会によって指導・統治される制度を有した国々を指す。こうした制度を持った国々は古代インドにおいてガナ、もしくはサンガと呼ばれ、英語ではしばしばrepublicと訳され、近現代の日本の学者には「共和国」(部族共和制)ないし「寡頭制国」、「貴族制国」と訳されてきたが、近年では「ガナ・サンガ国」という呼称・用語が多く採用されている。ただし現在でも共和国と呼ぶ場合も非常に多い。 古代インドでは1人の王(エカ・ラージャ eka raja)によって統治される「王国」とは区別されていた。 == ガナとサンガ == ガナ、及びサンガというサンスクリット語は元来は「集まり」「団体」「集団」などを意味する語であった。サンガに比べてガナの方がより普及した呼称であったが、両語の厳密な違いについてはよくわかっていない。サンガという語は後に仏教教団の呼称(サンガ 漢:僧伽)として用いられており、ガナという語はジャイナ教教団の呼称として用いられている。また、釈迦やマハーヴィーラ以前にもガナ、サンガと呼ばれる団体が存在している。 こうした例に見られる如く、古代インドにおいてガナ、サンガと言う語は必ずしも国制に関する語ではなく、「特定の目的のために多くの人間によって構成される団体」を指した。そして政治上の用語としてのガナ、サンガは「共和国」ないしそれに近似した制度を指した。サンスクリット語でシレーニと呼ばれる商人のギルドもサンガの一種であったと考えられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガナ・サンガ国」の詳細全文を読む
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