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ガビエネの戦い : ミニ英和和英辞書
ガビエネの戦い[がびえねのたたかい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

ガビエネの戦い : ウィキペディア日本語版
ガビエネの戦い[がびえねのたたかい]

ガビエネの戦い()は紀元前316年に現在のイランのガビエネ(パラエタケネの少し北)にて起った、ディアドコイ戦争の、エウメネスアンティゴノスによって戦われた会戦である。
== 背景 ==

前年のパラエタケネの戦いは引き分けに終わり、冬になるとアンティゴノス・エウメネス両軍は冬営に入った。しかし、エウメネス軍の指揮官たちは各隊分散して冬営したため、それを知ったアンティゴノスは近道ではあるが水のない砂漠地帯を密かに通って敵を奇襲し、分散し、戦闘準備の整っていない敵を各個撃破せんとした。しかし、寒さのあまりアンティゴノス軍の兵士は薪を炊き、それを近隣住民がエウメネスに知らせたため、アンティゴノスの計画はエウメネスの知るところとなった〔ディオドロス, XIX. 37〕。
敵の接近を知って狼狽する部将たちに対し、エウメネスは三日敵の進撃を遅らせるのでその間に各自自分の部隊をまとめるよう命じ、自らは僅かな手勢を率いて時間稼ぎに向かった。彼は部下に大量の薪を炊かせ、これを見たアンティゴノスは敵は既に軍を集結させたと勘違いし、奇襲作戦が失敗したと思った。アンティゴノスはこれ以上危険な砂漠地帯を進むのを止め、遠回りだが町や村があり、補給ができる道に切り替えた〔ibid, XIX. 38〕〔コルネリウス・ネポス, 「エウメネス」, 8-9〕。
こうしてエウメネスが時間を稼いでいる間に彼の味方の将軍たちは軍を集結させた。ところが、エウメネス軍の足の遅い戦象部隊の進軍が遅れて孤立していたために、アンティゴノスは敵の戦象を奪おうと考えて騎兵2200騎と軽装歩兵の全隊を送り、戦象部隊を襲撃した。これを知ったエウメネスは騎兵1500騎と軽装歩兵3000人を送り、なんとか戦象部隊を救った。以上のようにしてエウメネスは危機を脱し、その後両軍はガビエネに対陣した〔ディオドロス, XIX. 39〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ガビエネの戦い」の詳細全文を読む




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