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ガベン礁(ガベンしょう、英語:Gaven Reefs、、ベトナム語:Đá Ga Ven 及び Đá Lạc、タガログ語:Burgos)は、南沙諸島にある暗礁である。 太平島から12海里以上離れた南北2つの暗礁からなる。北側の暗礁は概ね菱形で広さ約86haで、南側は広さ約67ha〔A Geographical Description of the Spratly Islands and an Account of Hydrographic Surveys Amongst those Islands David Hancox & Victor Prescott, Maritime Briefings (Vol. 1 no. 6)〕。 中華人民共和国、中華民国(台湾)、ベトナムが主権を主張しているが、中国が実効支配している〔Territorial claims in the Spratly and Paracel Islands GlobalSecurity.org〕。 かつてはベトナムが占領していたが、1988年のスプラトリー諸島海戦(赤瓜礁海戦)で中国人民解放軍海軍がベトナム軍を攻撃し、この暗礁を奪った〔南シナ海と尖閣諸島をめぐる馬英九政権の動き 日本貿易振興機構アジア経済研究所海外研究員(台湾) 竹内孝之、2012年10月〕。1992年7月4日には人民解放軍がこの暗礁に上陸し、領土標識を立てている〔 佐藤考一、『境界研究』No.1(2010)pp.19-43〕〔 防衛省防衛研究所 飯田将史、『防衛研究所紀要』10(1)、2007年9月〕。2013年には、中国人民解放軍海軍南海艦隊が巡回を行っている〔中国海軍南海艦隊、南沙諸島を立体的に巡回 中国網、2013年3月25日〕 2014年には、中国がこの岩礁の埋め立てを開始していることがフィリピン軍によって確認されており〔中国の軍事施設か 南沙諸島に次々建設 比軍が撮影 朝日新聞、2014年8月29日〕〔中国、岩礁埋め立てを活発化…建物にヤシの木も : 国際 読売新聞(YOMIURI ONLINE)、2014年8月28日〕、陸地面積が広がるとともに大型船が接近できるようになっているとされる〔中国が南沙埋め立て拡大 大型建機・作業員宿舎を確認 MSN産経ニュース、2014年8月29日〕。 == 外部リンク == *ガベン礁 (Google Map) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガベン礁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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