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ガムシ(牙虫)は、甲虫目ガムシ科(Hydrophilidae)の昆虫の総称。またはその中の大型種 ''Hydrophilus acuminatus'' Montschulsky, 1853 の和名。 ガムシ類は一般的に沼や池など小さな止水系に住む水生昆虫で、外観からゲンゴロウ類と混同されることがしばしばあるが、系統的には遠く、エンマムシ類と近縁のグループである。 ゲンゴロウ類同様、付属肢には水かきの役割をする細毛が発達するが、付属肢、特に後肢の形態はゲンゴロウ類ほど特殊化が進んでいないため、ゲンゴロウほど流麗な遊泳は行わず、どの種類もまるで水中で体を小刻みに震わせながら早く歩くといった感じの遊泳方法である。小型種では、遊泳毛を欠くものも少なくない。 ガムシ亜族(大型種)では胸部下に後方に向かって、1つの尖った突起があり、これを獣の牙に例えて、牙虫と呼ぶようになったと言われる。 == 生態 == 多くの種は淡水の水中で生活するが、水生昆虫として同様に繁栄しているゲンゴロウ類と異なり、必ずしもすべての種が典型的な水生昆虫というわけではない(およそ3分の1が陸生)。水生のガムシ類は、水田やため池などの止水域、河川や渓流などの流水域など、水域に広く生息している。一方、陸生のガムシ類では、湿原の水際の地表などの水分の多い場所や、森林のリター、腐敗した植物・海藻中、ウシやウマのような湿り気の多い塊状の糞をする草食獣の糞塊中などが、生活の場である。特異な例として、シロアリの巣の中に生息する種も知られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガムシ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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