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ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク(Gayatri Chakravorty Spivak, 1942年2月24日 - ガヤトリ・チャクラヴォーティ・スピヴァクとも。)は、インド東部ベンガル出身のアメリカ合衆国の文芸評論家、理論家、比較文学者。コロンビア大学の教員としては、最高位のUniversity Professorの地位にある。 インドのカルカッタに生まれ、カルカッタ大学(University of Calcutta)で英文学を学び、首席で卒業後に渡米して、1960年初コーネル大学大学院に留学。そこでポール・ド・マンの指導を受け、イェーツに関する博士論文を書き英文学の修士号を取得。 1976年にはジャック・デリダの『グラマトロジーについて』を英訳し、長大な序文をつけたことで、注目された。この序文については賛否両論ある。 アメリカ人タルボット・スピヴァク(Talbot Spivak)と結婚し、すぐ離婚。ただし、今でもスピヴァク姓を使い続ける。 その後、マルクス主義やフェミニズム、ポストコロニアル批評の脱構築的読解などをすすめる。 2012年に、思想・芸術部門で第28回京都賞を受賞。 == 著作 == === 単著 === * ''Myself must I Remake: the Life and Poetry of W. B. Yeats'', (Crowell, 1974). * "Translator's Preface," in Jacques Derrida, ''Of Grammatology'', (Johns Hopkins University Press, 1976). : 田尻芳樹訳『デリダ論――「グラマトロジーについて」英訳版序文』(平凡社[平凡社ライブラリー], 2005年) * ''In Other Worlds: Essays in Cultural Politics'', (Routledge, 1987). : 鈴木聡・大野雅子・鵜飼信光・片岡信訳『文化としての他者』(紀伊國屋書店, 1990年) * "Can the Subaltern speak?," in Cary Nelson and Lawrence Grossberg eds., ''Marxism and the Interpretation of Culture'' (University of Illinois Press, 1988). : 上村忠男訳『サバルタンは語ることができるか』(みすず書房, 1998年) * ''The Post-colonial Critic: Interviews, Strategies, Dialogues'', edited by Sarah Harasym, (Routledge, 1990). : 清水和子・崎谷若菜訳『ポスト植民地主義の思想』(彩流社, 1992年) * ''Outside in the Teaching Machine'', (Routledge, 1993). * ''The Spivak Reader: Selected Works of Gayatri Chakravorty Spivak'', edited by Donna Landry and Gerald MacLean, (Routledge, 1996). * ''A Critique of Post-Colonial Reason: Toward a History of the Vanishing Present'', (Harvard University Press, 1999). : 上村忠男・本橋哲也訳『ポストコロニアル理性批判──消え去りゆく現在の歴史のために』(月曜社, 2003年) * ''Death of a Discipline'', (Columbia University Press, 2003). : 上村忠男・鈴木聡訳『ある学問の死――惑星思考の比較文学へ』(みすず書房, 2004年) * ''Conversations with Gayatri Chakravorty Spivak'', (Seagull Books, 2007). : 大池真知子訳『スピヴァクみずからを語る――家・サバルタン・知識人』(岩波書店, 2008年) * ''Other Asias'', (Blackwell, 2008). *『スピヴァク、日本で語る』(本橋哲也ほか訳、みすず書房、2009年) * ''Nationalism and the Imagination'', (Seagull Books, 2010). :鈴木英明訳『ナショナリズムと想像力』(青土社、2011年) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガヤトリ・C・スピヴァク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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