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韓国の知的財産権問題(かんこくのちてきざあいさんけんもんだい)では、韓国における知的財産権の問題について取り上げる。 == 概要 == 過去、韓国においては海賊版や模倣品〔日本税関での知的財産権侵害、韓国が最多 - 中央日報 2004年10月7日〕が横行していた。1995年のTRIPS協定の発効や、1996年のベルヌ条約への加盟等により、知的財産権保護が強化され、ある程度の改善は認められている。例えば、アメリカ合衆国通商代表部 (USTR) は、知的財産権侵害に関して、韓国を2004年までスペシャル301条の優先監視国に指定していた。2005年以降は改善を認めてそのレベルを下げたものの、2006年時点でも監視国(日本は1999年まで監視国)に指定されており、2006年にDVD、ソフトウェア、書籍などの海賊版が露店や大学内で流通していることが指摘されている〔USTR - 2006 Special 301 Report (2006年5月13日時点のアーカイブ)〕。ただ、このほど(2011年)妥結した米韓自由貿易協定 (FTA) で、知的財産権保護を強化することで合意した。山田奨治は自身のブログで2015年12月に、TPPにまつわる著作権3点セット(保護期間延長、非親告罪化、法定賠償金)を2009年と2011年の二度の法改正により既に実施している韓国の経験から学びたいという趣旨の韓国著作権委員会へのインタビューを行ったとし、2013年に韓国警察は約25,000件の著作権侵害を立件(うち起訴されたものは約2,800件)しており、同年の著作権法違反の検挙数が240件であった日本も近い将来そうなる危険性を感じたという。 一方で、韓国内では韓国製品を模倣した中国製品が世界中に出回っていることが問題になっており、韓国企業はその対策に追われている〔知的財産権:LG、世界各地でコピー商品の取り締まり強化 - 朝鮮日報 2007年5月21日(2007年9月30日時点のアーカイブ)〕〔意匠権:元祖を脅かす中国の模造品 - 朝鮮日報 2006年11月24日(2007年8月21日時点のアーカイブ)〕〔知的財産権:「ニセモノ」通報した人に課徴金の10%報奨金 - 朝鮮日報 2007年5月15日(2007年5月17日時点のアーカイブ)〕〔韓国版パテントトロール発足=CJ資産運用 - 朝鮮日報 2007年5月11日(2007年5月13日時点のアーカイブ)〕〔韓国企業の中国製コピー商品との戦い - 朝鮮日報 2006年5月29日(2007年9月30日時点のアーカイブ)〕〔中東にニセ韓国製品出回る - 朝鮮日報 2006年4月13日(2007年9月30日時点のアーカイブ)〕〔GM大宇、「マティーズ盗作」中国国営企業を提訴 - 朝鮮日報 2005年5月9日(2007年9月30日時点のアーカイブ)〕。また、アジアでの韓流ブームに伴い、韓流商品、韓国文化商品に対する知的財産権侵害も起きている。中華人民共和国では韓国文化商品の知的財産権侵害があり、『冬のソナタ』の主人公のネックレスが偽造販売されていたことが分かっている〔韓流商品、アジアで知財権侵害が深刻 - 朝鮮日報 2005年3月22日(2007年9月30日時点のアーカイブ)〕。 評論家の呉善花は、戦後の韓国では、日本製品の質の高いことや一番受け入れやすかったことから、車やバイク、テレビやテレビ番組、スーパーマーケットからお菓子、アニメキャラクターからタバコブランドまで、日本のあらゆる物をコピーしてきたと主張し、またコピーをしている者がそれを隠すため、韓国人には日本のコピー商品を韓国オリジナルのものと思いこんでいる人が多いと主張している。呉は、こうしたコピーをする習性は朝鮮王朝から中国の文化を忠実に模倣してきたという韓国人に染み付いている伝統であり、それが近年になって対象が日本になったということではないか、と推論している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「韓国の知的財産権問題」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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