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ポン・デュ・ガール(仏:)はフランス南部・ガール県のガルドン川に架かる水道橋である。ユゼスからニームへ水を運ぶための水路の途中にあり、古代ローマ時代・紀元前19年頃にアウグストゥス帝の腹心アグリッパの命令で架けられたと考えられている。 == 概要 == *ニームへの導水路は全長約 50 km、平均斜度は 1 km あたり 24.6 cm で、ポン・デュ・ガール上流でもっとも大きくなっている。それはこの橋の高さを出来る限り低くしようとしたためであった。流水量は1日約2万立方mであった〔ミシュラン・グリーンガイド プロヴァンス(南フランス) フランスミシュランタイヤ社 1991年6月1日 P167〕。 *3層のアーケードは上に行くほど幅が狭くなっている。全体の高さはガルドン川の最低水位から 49 m である。 *下層は6つのアーチから成り、長さ 142 m 、幅 6 m 、高さ 22 m である。 *中層は11のアーチから成り、長さ 242 m 、幅 4 m 、高さ 20 m である。 *導水路がある上層は35のアーチから成り、長さ 275 m 、幅 3 m 、高さ 7 m である〔。 *19世紀にナポレオン3世の命令で改修されている〔。 *この驚異的な光景をうたいあげた作家・芸術家・考古学者は数知れない。18世紀の思想家J.J.ルソーはこの巨大な橋を前にしたときの驚きを次のように語っている。 :「この3層からなる素晴らしい建造物の上を歩き回ったが、敬意からほとんど足を踏めないほどであった。自分をまったく卑小なものと思いながらも、何か魂を高揚させてくれるものを感じて、なぜローマ人に生まれなかったのかとつぶやいていたのだった」〔 *同様のローマ時代の水道橋はスペインのセゴビア、トルコのイスタンブルにも見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ポン・デュ・ガール」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pont du Gard 」があります。 スポンサード リンク
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