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キ-109 ( リダイレクト:キ109 (航空機) ) : ウィキペディア日本語版 | キ109 (航空機)
キ109は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の試作戦闘機(特殊防空戦闘機)。四式重爆撃機「飛龍」をベースに、口径75mmの高射砲を航空機搭載砲として装備し対B-29の邀撃機として開発された。 ==概要== 1943年(昭和18年)、キ67(四式重爆「飛龍」)の大型機としての運動性のよさに注目した陸軍により防空戦闘機に改造する指示が出された。そして1944年(昭和19年)には、機首にホ501(八八式七糎半野戦高射砲がベース)を装備し、B-29の防御火器の圏外から一撃必墜を狙う機体としてさらに開発が進められた。ホ501は乗員が1発ずつ再装填して発射するもので、搭載弾数は15発だった。 本機は1944年8月に試作1号機が完成し、10月に44機の発注がなされた。試作2号機以降では、後上方および側面銃座は廃止されていた。また、試作1号機では特呂ロケットを元の爆弾倉内に装着し追尾時の補助エンジンとする実験を、試作2号機では高高度性能向上のために排気タービンの装備の試験をしたが実用化されずに終わった。 終戦まで22機が生産配備され、試作1号機および2号機が実戦テストとしてB-29の邀撃に参加したが、 高高度性能不足のため当初の目的である迎撃任務ではさしたる戦果をあげることが出来なかった。そのため、大部分が本土決戦時の敵の上陸用舟艇攻撃用に温存され、そのまま終戦を迎えた。
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