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キエリウツボ ''Nepenthes veitchii'' Hook.f. は、ウツボカズラ属の食虫植物の1種。着生のウツボカズラとして知られ、また捕虫袋の口にある縁歯は本属で最大である。 == 特徴 == 植物体全体に比較的長い毛が生えている。茎は長さ0.5-1mほど。これは先へ成長するに連れ、基部側から枯れるためである〔近藤・近藤(1972),p.234〕。葉身は楔形からさじ形で、長さ16-25cm、幅4-10cm、裏面の方に反り返る。葉柄は長さ3-4cm、縦溝があり、基部は茎のほぼ全体を抱える〔近藤・近藤(2006),p.138〕。 捕虫袋の上下2形は不明瞭で、釣り鐘形から漏斗形で、中間よりやや下に最大幅がある。長さは15-28cm、幅は4-14cm、2列の翼は幅4-14mmで、縁飾りがある。縁歯は本属中で本種がもっとも幅広い。縁歯は前面では幅が最も狭くて4-15mm左右に次第に幅広くなって横面でもっとも幅広く、その幅は10-60mmにもなる〔近藤・近藤(2006),p.138〕。 縁歯は綺麗な黄色をしており、よく目立つ〔堀田(1978),p.1496〕。 学名は人名に基づき、ベイチ氏はイギリスの著名な園芸家として知られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キエリウツボ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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