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キオビエダシャク : ウィキペディア日本語版
キオビエダシャク

キオビエダシャク(黄帯枝尺、学名:''Milionia basalis'')はシャクガ科のガ。イヌマキの害虫として知られる。幼虫はシャクトリムシ様の外見をし、頭や尻、側面は橙色、他の部分は灰色と黒色の斑模様。振動に敏感で、イヌマキの木を揺すると、お尻から出した糸にぶら下がって降りてくる。成虫は濃い紺色、羽根には黄色の帯があり、この帯が名前の由来。南西諸島に多い蛾で九州でも生息域を拡大させている。生育域の拡大は温暖化と関係あるとされているが、1950年代に大発生した記録もある〔キオビエダシャクに関するQ&A 鹿児島県森林技術総合センター〕。
== 生活環 ==
産卵はイヌマキの粗皮の隙間に行われ、10日程度で孵化し約1ヶ月で5cmに成長すると土中に潜り蛹になり、成虫は約2週間で産卵し一生を終える。主にイヌマキの葉を食べ食害を起こす。イヌマキ由来のイヌマキラクトンやナギラクトンなどの物質を体内に蓄積することで、鳥などの捕食から逃れている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キオビエダシャク」の詳細全文を読む




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