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キジハタ : ウィキペディア日本語版
キジハタ

キジハタ(雉羽太、学名:''Epinephelus akaara'' )は、スズキ目・スズキ亜目・ハタ科・ハタ亜科に分類される魚。日本から中国沿岸の温暖な海域に分布する魚で、高級食材として扱われる。

==特徴==
最大全長で60cm近くなる個体もいるが、30cmほどのものが比較的多く見られる。ハタとしては小型から中型の部類である。雌性先熟の性転換をおこない、自然環境では全長約40cmでメスからオスに転換する。
体色はオレンジ色で、朱色の斑点が全身に見られる。また、背中の中央に黒っぽい大きな斑点が1つある。ノミノクチ ''E. trimaculatus'' とよく似ているが、ノミノクチは斑点が暗赤色であることから区別出来る。
目は緑色で、キジハタの語源となったキジ色をしている。
青森県以南から朝鮮半島南部、中国台湾までの沿岸域に分布する。岩場に砂場が混じったような環境を好み、内湾の人工護岸周辺にも生息する。群れを作らず単独で生活し、昼は岩陰や洞窟の中にひそんでいるが、夜に泳ぎだして獲物を探す。小型の個体は甲殻類を主な餌とするが、成長に伴い魚中心となる。
繁殖期は初夏で、小さい卵を少しずつ産む。性転換サイズになるには10年前後かかると考えられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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